残酷なシーンはほぼないけど、とてつもなく残酷な戦争映画「戦争と女の顔」。

ノーベル賞作品「戦争は女の顔をしていない」をモチーフに、
完成度の高いストーリーに仕立てた映画「戦争と女の顔」を観てきた。

静かに、美しい映像でストーリーは展開する。
戦争映画にありがちな残酷なシーンはないし、
暴力的なシーンも、激しい感情の吐露もほとんどない。
だけど、それだけに戦争の残酷さが浮き彫りになる。

「戦争は女の顔をしていない」は、戦場に向かった女性兵士たちに
丹念に取材して、客観的に文字にした作品で、
女性視点で描かれた戦争の悲惨さが浮き彫りになっているが、
この映画も「出征する夫と残された妻」みたいな、
今までの女性視点戦争映画とは、まったく違う視点から、
女性にとっての戦争を描く。

それぞれに外傷やトラウマを抱えながら、
必死に自分の幸せを、愛する人の幸せを追求する女性たち、
女性だから分かる、女性の幸せを、自分以外の人にも、
与えようとする女性たち。
その彼女たちの描き方が、丁寧で、とても大人だった。
今まで観たこともないよう戦争映画でした。

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