アンマー。

かれこれ、一ヶ月に亘って、咲き続けてくれてる私のうちの桜。
何度も何度も私を喜ばせてくれました。
家に帰る度に、満開の笑顔で、私を励ましてくれましたね。
あなたに「泣かないで」と言われるたび、
その言葉が嬉しくて、ごめんなさい!
泣きました。

アンマーよ あなたはそれでも変わることなく
私を愛してくれました。

あなたが咲き始めて、30日が過ぎた頃、
私は、あなたに「八重子」と名前をつけました。
もちろんあなたが八重桜であることと
私のおばあちゃんが、その名前であったことと。

何度も折れてしまう私を
その度、励ましてくれるのは、
その八回も重なる名前と、血のつながりだろうと
思いたかったのでしょう。

アンマーよ あなたは私の嫌なところも見ながら
毎日咲いていてくれましたね。

そしてもういないおばあちゃんと、
まだいる母を見比べました。
もう私もいい年、
祖母という祖母はいなくなり
祖父という祖父もいなくなり
父さえ、もういない。
私に血を与えてくれた人
心を与えてくれた人
命をくれた人
残っているのは、あなただけ

アンマーよ あなたに私は無償という言葉を
教えてもらいました。
ありがとうございました。

それなのに私は今「ひとつになろう、日本」なんていう言葉は
気持ち悪いと思うヤツに育ってしまいました。
こんな日本の危機にひとつになるのが正しいときに。

「正しい」という言葉の嘘くささを
その言葉に対しての不信感を、こんなに感じたことはありません。

アンマー私はあなたの言葉に反抗もしていましたね。
「原子力発電、とにかく反対」そういうあなたに
「じゃあ、足りない電力どうするの?」と聞きました。

私は自分のこと、正しいと思ってました。
少なくとも、間違ってるとは思っていませんでした。
でも、今、揺らいでいます。
あなたへの意地ではなく、根本で。
忌野清志郎さんを改めて、尊敬します。

(かりゆし58のメロディーで)

多分酔っ払っていたのだろう。
(20200209記)


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