キュンとしたり、笑ったり泣いたりしてるうちに、自閉症への理解が少し進んだ気がした。BBBムービー「ぼくとパパ、約束の週末」。
実話ベースで、泣けて笑えてあったかくなる
ある意味、ジャンル化されてるような、
ハートウォーミングな「ええ話」のファミリーストーリーやけど、
脚本がきちんと作り込まれてるし、
演技も演出も的確なので、
安心して、ジ〜〜〜ンとできる話やなあ、思いました。
父は父なりに自閉症の子どもを理解しようとして成長していく。
息子も、他の子どもに比べると、ものすごく大変なんだろうけど、
父との旅行を通じて、自分の譲れないところと世の中の接点を探していく。
ワシ、全然知らんのですが、ドイツってサッカーチーム、
こんなにあるんすね〜〜。
ほんで、応援歌もいろいろやけど、
けっこうドリカムみたいな曲が何曲かあって、
あ〜ドイツ人もこういうの、好きなんや〜〜と思いました。
あとヨーロッパの鉄道が、いろいろ出てくるのが、
ちょっとてっちゃんなワシには嬉しかったです。
お母さんとお父さんの、子どもが巻き起こす騒動に対する
対処の仕方の対比も鮮やかでおもろかった。
だからこそ、お父さんは、長い時間をかけて、
子どもと向き合う必要があったんやなあ、
と、気持ちよくストーリーに落ちていった。
そして、この子役が、ほんまスゴイ!
アスペルガーの子どもをリアルに演じつつ、
表情がすごく自然で、無理がない。
観てる間に、大抵の人は、
このジェイソン少年のファンになってしまうと思う。
だからなんやろな、観終わった時に、
なんか気持ちええもんが体に満ちてくるような感じがした。
自閉症の理解のためにも、
観て良かったなあ、と思える映画でした。