「焼絵 茶色の珍事」@中之島香雪美術館。

5月いっぱいやってるから、と安心してたら、5月も下旬に入ってた。
焦って、中之島香雪美術館で開催中の「焼絵 茶色の珍事」展、行って来た。

焼き絵って、聞いたこともなかったんやけど、
紙や絹本に火箸やコテを押し当てて、焦がして絵にする技法らしい。
焦げ跡で絵を描くので、基本茶色の濃淡一色。
見た目は、茶色い水墨画、みたいな感じでした。
けど、やっぱり墨以上に、一発勝負感あるんよなあ。

元々、中国・朝鮮から伝わって来た技術らしいんやけど、
日本ではしばらく途切れてて、江戸時代に、急に復活。
近江山上藩(今の東近江市)の殿様、稲垣定淳さんが、
稲垣如蘭(いながきじょらん)て名前で広め、多くのお弟子さんを抱えたらしい。

基本撮影禁止だったんで、写真はないんやけど、
見た目はほんま水墨画のようで、
「ほんまに焦げ跡で、こんなん描けるん?」思ってしまった。
今回の展覧会ほど「単眼鏡持っていってて良かった!」思った展覧会、ないかも。
で、単眼鏡で観ると、確かに焦げ跡で絵、描いてて、
その技術に驚いてしまうのであった。
こんなに技法あるんやねえ。

特に朝鮮の作品の微細さは、驚愕であった。
よく山小屋風のお店の、
「開店、閉店」の看板になってる、
板を焼いたものと基本的には、同じ考えなんかもしれんけど、
あれとは雲泥の差やったなあ。

けど、なんで焦げ跡で絵を描かんとあかんのか、
みたいなスタートラインが、よく理解できなかったし、
やはり繊細さとかでは墨には及ばない気もするし、
質感は、独特のものがあるものの、
それ以外、墨ではできない独自の表現があるとも、あまり思えず、
「また観たい」とか「グッズ欲しい」」とかにはならなかったのでした。

ある意味、トーストにトッピングでゴッホの絵描いたり、
飴菓子で彫刻作ったりするビックリ芸と同じようなもんかもな、思いました。

最後、ここだけ撮影可能でした。
まあ、「珍しいもん観たな」って気持ちには、なれました。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA