ワシは断然第一作でした。BBBムービー「星くず兄弟の伝説」「星くず兄弟の新たな伝説」。

手塚眞×近田春夫のカルトムービー
「星くず兄弟の伝説」と「星くず兄弟の新たな伝説」を続けて観た。
まずは、第一作1985年公開の「「星くず兄弟の伝説」の話から。

公式サイト
いやあ!むちゃくちゃオモロイかった!
全体にぷんぷん香るインチキ臭さ。
そして徹底的にダサい。
けど、ところどころに、本物感が漂うので、ダサいの含めて、インチキでおもろく感じる。
音楽は、さすが近田さん、ここは概ねダサいんやけど、
アレンジとか、すげえ尖ってて、結果的にマジ、カッコええ。
川崎徹先生はわかったんやけど、
中島らも先生、見つけられず、むちゃくちゃ残念!
たぶん、あそこやとは思うんやけどなあ。

主役二人の一人は、「81/2」のボーカルで、
上野耕路さんと組んでたり、戸川純と親交がある久保田慎吾さんで、
一人は黎明期から今も活躍するヒップホップDJの高木完さんだったり、
近田春夫さん周辺のキャスティングで、役者としてはきっと素人さんやったんやろな。
それを、あの、わざと下手にダサく演じてるように見せてる監督の手腕はすごいと思う。

尾崎紀世彦さんの怪演ぶりもよかったなあ。
けど、公式サイトに載ってるキャスト、5人のうち、
主役の2人除く3人は、尾崎さんはじめ、戸川京子さん、ISSAYさん、
3人とも亡くなられてるんやなあ。
それが、40年という時間なんか。
40年も前に、これだけポップで馬鹿馬鹿しい映画、
ほんま、ありがとうございます!

そして、2018年に制作された続編「星くず兄弟の新たな伝説」。

公式サイト
こっちは、う〜〜〜ん、ワシには辛すぎたなあ。
第一作の面白かったとこが、全部、反対に転がってしまった気がする。
「インチキ」を必死で装うとしてるんやけど、
インチキになりきってない感じか。
「どうやったらインチキになるんやろ?」考え続けたけど、
最後まで、前作の境地に達しなかったのかもしれない。
もしかしたら「インチキ」って、「どうやったらインチキになる?」
と考える時点で、もうあかんのかもしれんなあ。

中途半端にちゃんとしてて、インチキの衣を装い切れてないので、
ダサいのが、そのまま剥き出しになってて、もう恥ずかしいほど。

前作が近田春夫さん周辺のミュージシャンが演じてて、
演技の下手さが、自然にええ味になってたのに対して、
こっちは、普通に男前の役者さんが、
一所懸命、下手を演じてるのが痛いのかもしれない。

音楽も、なんか普通なんよなー。
ほんまに近田春夫さんなんやろか?と疑うほど、
ワシにはピンと来なかった。

その上、楽屋落ち、夢落ちまで入れてしもて、自分で映画解説までしてしまう、
言い訳てんこ盛りな感じ。
ほんま残念でしかないなあ。

主役の男女入れ替わりって「てなもんやコネクション」のパクリなんやろか。
あのシーンは、マッドマックスっぽくて、ちょっと良かったかも。

予算は、こっちの方が、前作より、数倍、いや十倍くらいありそうやのに。
映画って、分からんもんですわ。

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