お盆の大阪中之島、美術館巡り①特別展「インコ イズ カミング! 香雪美術館コレクション×川上和歌子  ~ピコ&ピータといっしょに古美術鑑賞~」@中之島香雪美術館。

金曜日、映画観に行こうと思ってたんやけど、
ワシの観たい映画は、どれも満席に近い大盛況。
さすがお盆!
けど、例年はここまでじゃなかったなあ。
「国宝」の大ヒットで、巷の映画熱が高まってるのだろうか。
まあ、それはそれで喜ばしいことなので、
お盆の間は、そういう方々にお譲りして、
ワシは中之島の美術館巡りに参りましょう。

と、まずは、中之島香雪美術館へ。
ここは、特別展「インコ イズ カミング! 香雪美術館コレクション×川上和歌子 
~ピコ&ピータといっしょに古美術鑑賞~
」という展覧会を開催中。

なんかどでかいセキセイインコに導かれて、
中之島香雪美術館が誇る名宝を鑑賞する、という趣向の展覧会らしい。
ワシとしては「なぜインコに導かれなくてはいけないのか」というのが、
もひとつ分からなかったのだが、
会場に入ると、なんか分かった気がした。

なるほどね〜〜。
夏休みだしね〜〜。
子どもさんが、これでハードル低くして、
日本美術も鑑賞するきっかけになるのなら、それもええか。
実際、親子連れもけっこういてて、
なんか嬉しくなったんであった。

で、インコさんが導いてくれた日本美術は、さすがに中之島香雪美術館、
一級品が揃ってるのである。
いつもは上の写真のど真ん中に壁があって、壁の両側にも展示があるのだが、
インコさんがでかいので、それ取っ払ったレイアウト。
新鮮やし、数的には、入門編としてはちょうどええくらいかもしれない。

15世紀、室町時代の伝周文作の「瀟湘八景図屏風」。
室町時代の水墨画で、既に雨を縦線で表す技法があったんやな。
漫画表現を辿って行くと、少なくとも室町時代までは遡れるのかもしれない。

17世紀、江戸時代、伝狩野探幽「戯画図鑑」。
好き!擬人化された動物とか、妖怪みたいなんとか入り乱れてて、面白い。
バットみたいなんかついだウサギとか、
仙人の話をめんどくさそうに聞く猿とか、たまらん!
この作品、なんと!河鍋暁斎さんが持ってたもんらしい。
ああ!暁斎さん、やっぱりワシと気が合うなあ。

千利休が、桂川で鮎漁に使ってたカゴを花入に仕立てて、使ったらしい。
千利休さんらしいし、ある意味、民藝の出発点のような気もする。
この花入、巡り巡って、吉良上野介が所有してて、
赤穂浪士計入前日の茶会に使用されて、
当日は吉良の首級の代用になったという伝承があるらしい。
ただの漁の道具が、数奇な運命、背負ったもんです。

この展示の横に、これを修復した時のパネルもあって、
「うまいこと直すなあ」と感心しました。

重要文化財、長谷川等伯の「柳橋水車図屏風」。
宇治橋に水車というよく使われるモチーフなんやけど、
構図や色が、やはり等伯さんらしく、一筋縄ではいかない感じで、面白い。

説明読んで「売茶翁」!と叫んでしまった。(小さい声でね)
この「茶心壺」、煎茶道の始祖とも言われ、若冲とめっちゃ仲良しで、
池大雅や与謝蕪村とも親交のあった人物で、
なんか飄々としたお人柄とお見受けしてて、けっこう好きな人物なのである。
いやあ、こういう思わぬ出会いが楽しいわ〜。

あちらこちらにインコ、いますわ。
なんとなく楽しくなってきた。

かっちょいい!瓢箪の細いとこ結んで、逆さまにして、穴開けた江戸時代の花入。
これ、欲しいわ〜!

古田織部の茶杓は、やっぱりちょっとグニョっとしてるんでした。

この香合も、まさに織部!

ああ!形も、色も、模様も、もう織部らし過ぎて、ウットリ。

豊臣秀吉から長束正家に軍功の賞として贈られた茶碗。
金継でできた景色を愛でる風習が、この頃にはあったんですね〜。

ワシの工芸ヒーローの一人、尾形乾山の鉢。
色味、絵柄に連動した形、やっぱり好きです。

玄庵もインコだらけでした。

グッズ、やはりインコ中心で、ひとつひとつ手作りのアート作品なんで、
それなりのお値段。
ワシ、そこまで思い入れないしなあ。
安かったら、抱き枕として、買うのもアリかな、とは思ったんですが、
あのお値段ではなあ。

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