お盆の大阪中之島、美術館巡り②「スイス絵画の異才 カール・ヴァルザー」中之島美術館。

二つ目は、少し歩いて、中之島美術館。
この日は、それほど暑くはなかったのだが、
紫外線、避けようと、地下通路メイン、
できるだけ直射日光に当たらないように、移動しました。
大ビルに入っていけば、エスカレーターもあるし、
だいぶ楽に行けることを発見。

その中之島美術館、今は「スイス絵画の異才 カール・ヴァルザー」という展覧会を開催中です。
この後、来週金曜から始まる「フェルメール《真珠の耳飾りの少女》展」は、
大人気で、前売りがすぐに売り切れるらしいので、
半ば諦めてるのだが、
それで混む前に、こっちの展覧会、来ておきたかったのだ。

カール・ヴァルザー、スイスの画家で、ベルリンで頭角を表したらしいんだが、
正直、あまり詳しくは存じ上げない。
けど、実力は評価されてる方らしいので、
こういう人を観に行くのも好きなんである。
気にいると、「見つけた!」感で、喜びが倍増するしな。

初期の作品は、う〜〜んと、
風景画も人物画も、あまりピンとこないぞ。
印象派の影響は、あるんだろうけど、独自の画風ってほどでもない。
「上手いなあ」とは思うんだけど、、。

この展覧会は、撮っていい作品が、かなり限られてました。

あ、これは少し好きかも。

この方、1908年に作家のベルンハルト・ケラーマンさんという方と日本に来て、
横浜、東京、京都、宮津に滞在し、
特に宮津が気に入って、けっこう長い間、逗留してはったらしい。
その絵が面白かった!
明治後期の日本を、完全に西洋画のタッチで描いてるのも面白いし、
写実性も高いので、この頃の日本の習俗を知る上でも貴重な資料なんじゃないか、と思う。

途中、休憩室で上映してた、宮津のビデオが、けっこう、面白かったので、
お出かけになられる方は、ぜひご覧ください。

この旅行の成果として、ケラーマンの文章、ヴァルザーの挿絵で、
旅行記「日本散策記」、
日本の伝統的な踊りや芸妓文化に焦点を当てた「さっさよ やっさ 日本の踊り」
という本を出されたらしい。

その文章の一節に、ちょっと唸った。
撮影禁止区域だったので、正確には覚えてないのだが、
日本人の礼節にビックリして
「日本人は二歳児でも頭を下げる。」とか言ってるんやけど、
その続きで「けど、それも時期にアメリカみたいになるんだろう。
一人一人が野心に忠実に動こうとすると、
こういう美しい風習は廃れて行くものだ。」とか言ってて、
「まさに!まさに!今の日本、そんな感じ!」と驚いてしまった。

この後、彼はヨーロッパに帰って、
弟の作家、ローベルト・ヴァルザーやトーマス・マン、ヘルマン・ヘッセとか、
超有名作家の本の装丁したり、
「ロミオとジュリエット」や「フィガロの結婚」「カルメン」と言った、
超名戯曲のセットデザインや衣装デザインにも関わる、
マルチアーティストの走りみたいな存在になったみたいなのだが、
日本での成果に比べると、ワシの興味をそれほど惹くものではなかった。

この兄弟、弟のローベルト・ヴァルザーが、最近評価が高まってて、
カール・ヴァルザーも見直しが始まってるみたいなので、
今後、有名になって行くかもです。

グッズ、あまりピンとこなかったので、
全然関係なさそうですが、
「カップ麺の蓋押さえマン」を買ったのでした。


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