子どもが外国人移民について考えるきっかけになればいいな。BBBムービー「ニホンジン」。
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日本からブラジルに移民した一世のおじいちゃんから、
その話を聞く三世の少年の物語。
子ども向けの映画で、原作をだいぶ端折って、分かりやすくしてるみたいやけど、
知らないことも多くて、けっこう観応えがあった。

一世のおじいちゃんと三世の孫息子、
おじいちゃんの話の中で二世の子どもたちも出て来て、
それぞれの世代の少しずつ違うメンタリティを、
自然に感じさせる流れも、よくできていた。
真ん中くらいまでは、ブラジルに移民した日本人の話を淡々と語るので、
「へーそーやったんか」とは思うものの、
物語としては平坦で、なんか博物館の展示映像観てる感じがしてしまった。
そこに自分のアイデンティティに悩み、父親はじめとする第一世代と対立する、
ハルオおじさんの話になってから、俄然物語が動き出した。
一世、二世、三世の、それぞれの日本への思い、ブラジルへの思い。
実際、結局、日本に帰っていく人たちも多くいたのだが、
その背景が少し垣間見える気もした。
ワシらからすると、やや掘り込みが浅い気もするんやけど、
「日系ブラジル移民」という存在を初めて知る子どもたちには、
すごくいいきっかけになる映画なんだと思う。
日本人という同胞が、移民としてブラジルで苦労しながら、
市民権を得ていく映画を観ることで、
今の日本での外国人移民の気持ちに、
少しでも思いを馳せられる子どもが増えればなあ、という気持ちも、
観終わった後、抱いていた。
終わり方も、ええ感じ。
ある意味予定調和かも知れんけど、
観てて、やっぱりホッとしました。

