リハビリかねてゆるゆる外飲み。(なにわのみや流星群)

もう時効かな?早苗ちゃんにも一応断り入れたので書きますね。

先週土曜、暑すぎず、寒すぎず、気持ちの良い夕方、
たまたま知り合いが出くわしたような体で、
難波宮大極殿あとに三々五々、人が集まる。
集まっても密集せず、大極殿の礎石を模した平たい石ごと間隔あけて座る。
同じ場所に座る人も背中合わせ。
緊急事態宣言も解除になったことだし、「みんなで何かやろ〜〜」ってことになったらしい。
ワシは釜晴れの早苗ちゃんから、こっそり教えてもらった。
一応、タイトルもあったらしい。
「なにわのみや流星群」。
ワシ、聞いてたはずやけど、終わってから、ちゃんと認識した(笑)

ゆるく飲み会が始まる。飲み会と言っても、基本は飲み物、食べ物自分で用意して、
知り合いと近くの場所で飲むって感じ。
もちろん密室でもないし、密集も密接もしていない。
「これからの飲み方ってこうなっていくのかもなあ」とふと思う。

難波宮、いつも通りすがるだけで、中に入ったことなかったけど、
高いビルでもないのに、こんなに空が広い場所が、環状線の内側にあったんやなあ。
それもそのはず。
難波宮がここにあったということは、ここは上町台地の一番高い場所。
河内がまだ湖で、波が堺筋の内側まで寄せていた頃から、陸上だった場所だ。
北向かいには大阪城が覗く。南を向けば、ハルカスまで見渡せる。
さすがに西側には、高いビルが並んでいるが、その谷間に沈む夕日が、美しい。
「こんなにちゃんと夕日を見たのはいつ以来か」とふと思う。
ちなみに二年前、ワシが入院してた病院の近くでもある。

そして顔を見渡せば、懐かしいとすら思える面々。
早苗ちゃんとも三ヶ月ぶりくらいか。
「難波屋に行き始めてから今まで、早苗ちゃんと三ヶ月も会わなかったの、初めてやなあ」
そんな会話から、徐々に飲み会が始まる。
とりあえず、今まで罹患せず、過ごせたことに乾杯だ。

キチュウくん皮切りにライブが始まる。もちろん、マイクなどない。
あくまで、飲んでたら、盛り上がっちゃって、歌い始めた体。
「もっと来いよ!」キチュウくんが叫ぶ。
いつもなら「やれやれ」と思うこのお決まりの盛り上げも、なんだか懐かしくて笑ってしまう。
キチュウくん、今日はガンホくんをバックに従えてる。
この二人、昔からの友人らしい。
普段やってる音楽が結構違う気がするので
ちょっと意外な繋がりやったなあ。

ゆる〜い感じでライブが続く。
よっちゃんの歌、初めて聴いたなあ。
よっちゃん、意外にエンターテイナーでちょっと驚く。
ただのダメ人間やなかったんや。
話術もあるダメ人間やった。

ガンちゃんこと李知承さんとスダッチがワシのすぐ近所で演奏始める。
(と言っても2メートルは離れてます!)
スダッチの段ボールドラムは、このゆるさにピッタリやな。

ワシの近所には、こないだお札段ボールを紹介した池田慎さんが座ってたので、
段ボールドラムとかきっかけに、池田さんの作品の話で、いろいろ盛り上がる。
こんなふうに面と向かって(面はずらしてますがw)人と話すること自体、
久しぶりなので、なんだかワクワクしてる。

前日にたまたま連絡取り合ってた元いた会社の後輩ご夫妻が、友だちと来ていたが、
その友だちが、ガンちゃん、えらい気に入ったみたいで、嬉しい。

すぐ横を通る中央大通りの街灯が、ええ感じにステージと客席を彩る。
さっきキチュウくん歌ってる時、少し雨がパラついたが、もう大丈夫なようだ。
「さすがキチュウくんやな」「いやいやキチュウくんに雨降らす力ないやろ」
アホな会話が、めっちゃ楽しい。

二月かな?どやフェスで初めて聴いたたけ楽団のたけさん、今日は、弾き語りで。
ディランの「ノック・オン・ザ・ヘブンズドア」、「アイ・シャル・ビー・リリースト」
好きな音楽聴けて嬉しい。ワシ用に持ってきた久米仙が進んでしまう。

さっきガンちゃんに感激してた後輩の友だちは、実はアンチェイン梶さんの映画に感動して、
アンチェインさんの音楽も好きで、アンチェインさんの曲にちなんで
「寸足らズ」ってバンド、組んでたらしい。
当然、アンチェインさんの登場に喜んではる。
こういう出会いを見るのもなんか楽しいな。

アンチェインさん、今日はブルースハープの小島六さんと出てきたが、
いつものギタリスト、フクリンがいない。
「ほとんどアカペラでやるのかな?」と思ってたら、
ガンホくん、知承さんのガンちゃんコンビが、サポートに名乗り出る。
ああ、ほんまゆるゆるや、ええなあ。
「寸足らずの男」は当然みんなで大合唱。気持ちいい!
大声で歌っても、はるか遠くにマンションがチラつくくらいの景色。
マイク通さなかったら、聞こえるはずもない。

ガンホくん、そのままで、あうんさん・すうじぃくん登場。
なんかきょうのすうじぃくん、えらくカッコよく見えるなあ。
背後のNHKがなんかステージセットに見えてきた。
大阪ホンキートンクブルースも、歌う人続出。
この辺りから、酒が回ってきた。
あれ?けっきょく、すうじぃくん、江州音頭やったんだっけ?やらんかったんだっけ?
ちょうど、このコンビでの大阪ホンキートンクブルースの動画、ありました。

と、ゆるゆるやってたもんで、この時点で23時前。
遠方の方は、そろそろ帰り出す、というタイミングで、ねぎちゃん登場。

ねぎちゃんはよう聴いたら毒の混じったブラジル系の気持ちええ音楽聴かせてくれるんだが
ワシが少しうつらうつら来てたもんで、毒の部分までは飲めず、
気持ちいええ子守唄のような気分になってしもてた。
いや、あれはねぎちゃんの毒が効いてきてたからなのか(笑)

確か早苗ちゃんの「あれやって!これやって!」で、なかなかねぎちゃん終われなかった気がする。
あくまで「気がする」のレベルなんですが(笑)
でもその後、ねぎちゃんとえらい沖縄の話で盛り上がったことは、はっきり覚えてるんよなあ。
あんなにねぎちゃんが沖縄詳しいとは知らんかった。
今度ゆっくり話してみたい。

かくして、久しぶりの外飲みは、ワシ、そのまま一人でパラダイスに流れ込む泥酔コースとなったのだが、
「やっぱりモニターではなく、生身の方が、会話も音楽も楽しい」ということや、
「ああ、やっぱりワシ、理屈抜きに音楽好きなんや」とか、いろんなことが確認できた。
実は、二ヶ月くらい生のライブから遠ざかっているのに、
案外平気なので、「実はワシ、そんなに音楽好きじゃないのかも」と疑ってたのだ。
なので、生ライブ、こんなに楽しいんや、ってことが確認できて、ほんま嬉しかった。

飲み方のスタイルも、きっといろいろ変わらざるを得ないんだろうが、
どんなスタイルが、ワシに向いてるのか、のひとつの模索にもなった気がする。

早苗ちゃん、ありがとう!

あ、その早苗ちゃんからの伝言です。
会場で投げ銭集めてたんだけど、
「投げ銭は総額、¥15,656になりました。
このお金は、大黒町の障害者施設ピースクラブ の
ピアノのメンテナンスに使わせて頂きます。
ご協力ありがとうございます。
今後、ピースクラブではライブの企画も進めて参ります。
一面が全部窓で、面積も広いので、密室、密閉にはならないし、
密接もしないよう気をつけたら、ライブは可能だと思います。
よろしくお願いします。」とのことです。

以前通りとはならなくても、新しいルールを作って、
以前と同じような気持ちになることは、できると思う。
試行錯誤は続くだろうけど、やっぱりライブを楽しみたいから、
ワシも及ばずながら協力していきたいと思います。
早苗ちゃん、これからも、よろしくです!

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