映画「ドキュメンタリー沖縄戦」(再び怒涛の四連発③)。

東山二条からんバスで向かったのは、京都みなみ会館。
十三でチケット、ネットで買ってたのに、寝坊して行けなかった
ドキュメンタリー沖縄戦」がリバイバル上映されてたのだ。
一回観逃してるので「今回は絶対観逃さない!」と決意の鑑賞であった。

これはようできた、今創っておかんとあかん映画やなあ。
史実としては、ほぼ知ってることではあったけど、
生き証人である体験者を中心に、いろんな方への
インタビューが中心になって構成されている。
と言っても、体験者で今生きてる方は、
当時、子どもだった人がほとんど。
大人で生き残った方も、戦後76年経ち、
多くが鬼籍に入られている。
その人達の話は、もう二度と聞けない。
だからこそ、今できること、
まだご健在の方の話を、
今、残しておくことは、
今できる、とても大切なことなのだろうと思った。

そして、アメリカ軍が残した、カラー映像を含む貴重な動画。
そこには、蝿のたかるアメリカ兵のご遺体や、
日本兵、沖縄の住民のご遺体までが、刻まれている。
民、兵が混在する地上戦の恐ろしさが、マザマザと感じられる。

史実として知っていると言ったが、
ワシは知っていただけで、
分かってはいなかったのだと思う。
まだ、すべてを分かっているわけではないが、
観る前よりは、格段に深く知ることが出来た。

そして、これは単なる過去の戦争の記録ではない。
これと本質的には同じことが、
もっと高度な技術で、今も世界のどこかで起こっている。
そして、それはこの日本でも、起こらないとは限らない。

犠牲になった人々の死を活かすのは、
この事実から目を逸らさず、いかなる戦争も起こらない世界に、
一ミリでも近づけることしかないのではないか、
と思いながら映画館を出た。

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