かんのとしこ「Spinning accordion」発売記念コンサート 〜アコーディオン&弦楽四重奏〜@山本能楽堂。
本日は、谷町四丁目の山本能楽堂に。
こんな街のど真ん中に能楽堂があるとは知らんかった。

外から見ると、見過ごすくらい、普通の家に見えるけど、
中に入ると、、、。

え?この建物、こんなに高さあったん?
なんじゃ?この不思議な空間。
なんか、むっちゃ厳か。
その幻想的とも言えるくらいの空間で

弦楽四重奏が始まる。
かんちゃんが入ってくる。

曲は「砂山」。
めっちゃ舞台に馴染んでる。
けど、弦楽中心の「砂山」ってのも、なんか新鮮やなあ。
風景がより深くなる気がする。
もちろん、ステージの影響もあるだろうけど。

弦楽四重奏のノーブルな音の上に、
柔らかいかんちゃんのアコーディオンが乗っかる。
バックには能舞台。
なんかエンリオ・モリコーネが、
日本映画の音楽担当してるみたいな不思議な浮遊感。

今日はソロMC、リョカン・ダ・ファミリアで、
いつもかんちゃんのミスを、巧みに笑いに繋げるグッチさんは
ワシの隣に観客としていてはる。
「大丈夫か?」とヒヤヒヤしたが、
ゆっくりやけど、なんとか頑張ってはる。
所々つまづくのも愛嬌。

で、曲が始まると別人のようにテンポ感あって、
かっこいいミュゼット!
おお!かんちゃんクルクル回り出した!(笑)
今日のための衣装、あつらえのマントが華麗に舞う!
場内から、少し笑い声が聴こえるのは何でや(笑)


タンゴはノーブルでかわいらしく、まさにかんちゃんそのもの。
それが能舞台の上で鳴っている。
なんて不思議で、面白い世界。
お、かんちゃんちょい下がって、
かんちゃんが大好きやという弦楽四重奏、
めっちゃスリリング!
思わずため息出るほどカッコええ。

かんちゃん、着替えて出てきはった。
なるほど!
入れ替わりで、弦楽隊、下がる。

ここから、かんちゃんソロなんや。
時節柄、「きよしこの夜」って。
ここで?この和風の極め付けのような能舞台で?
でも洋の東西こそあれ、「厳か」っていうとこでは共通か。

再び五人揃って、ニューアルバムのタイトル曲「スピニングアコーディオン」。
ああ、ほんまに音が回ってる!
五人がそれぞれに違う大きさの円を、思い思いに描いてるのに、
全体として見たら、すごく調和してるみたいな、
不思議な均整の取れた美しい世界。

後半に入って、MCかんちゃん節、炸裂!
自由やー!
あー楽しい!

そして演奏は、どんどん五つの音がひとつになっていって、
なんだかもう、ふわふわの雲の中を浮かんでるような気持ちよさ。
ウットリですわー。
ソロでやってた「自転車」を弦楽四重奏とのアレンジにしたのは、
ウミネコ楽団の新井洋平さんらしい。
へー!いろいろ繋がってるんやなあ。
そして、その曲がすげえ大作!
全然知らん曲みたいになってた。

あれ?初めの方は、外の工事の音がちょい気になってたんやけど、
いつしか気にならなくなり、
気がつくと止んでいた。
それだけ音楽に集中してたってことか。
ああ、終わっちゃう!柔らかくて、ピュアで、プニプニしてて、
ふわふわしてて、ほんまに、どこをどう切ってもかんちゃんな、
気持ちええライブでした。
ありがとう!
いや、まだ終わらせません!
アンコールは「愛の讃歌」。

不思議なライブやったけど、
やっぱり端から端までかんちゃんでした!
ありがとう!

