脚本家が主人公なのに、この脚本じゃなあ。BBBムービー「ありきたりな言葉じゃなくて」。

※否定的な内容を含みます。

公式サイト

言葉に関する映画ってことで、職業柄(仕事、あんまりないけど)、観に行った。

なんか地味~~に、気持ち悪い感じが最後まで続く映画やったなあ。
根本的には、「脚本家が主人公やのに、脚本的にどうなん?」
ってとこが多いってことなんやろな。

ワシの主な持った疑問点を箇条書きに。
(全部あげてたらキリがないので「主な」。

それだけでシナリオスクールやめちゃう?
そんなに簡単にやめちゃったのに、
そんな執念深く、復讐するのか。
で、またなんで、わざわざ、あのシナリオスクールに?
なんか狙いがあったん?
彼氏、なんで、そこに駆け込む?
なんぼ彼女のためだろうと、
それ、恐喝って意識はさすがにあるんちゃうの?
あの嘘の住所の古い建物って、なんの前振りにもなったなかったけど、何?
ああいうところに住んでる人を、馬鹿にしてるの?
で、主人公にも全然、共感できなかった。
あそこまで彼女の生活、見えてきてるのに、
ひとことめが、
「おれ、やってないだろ?」は流石にひどい。
そら「自分のことしか考えてない」、
言われても、仕方ない。

役者さんの芝居は、皆さん良かったんやけどな~。
結局彼は、脚本家になりたかったけど、
書きたい脚本がなかったんやろなあ。
ワシの会社員時代の職業の広告制作にも、
「コピーライター」「CMプランナー」と呼ばれることがゴールで、
そこからの努力とか、ほとんどせん人が、たまにおって、
そういう人は、たいてい、飲み屋とか合コンとか行って、
「僕、コピーライターなんだけどね」とかゆーてたらしい。
(一緒に行ったことないから、自分の目で見たわけではないが)
ミュージシャンでも「こんな音楽がやりたい」とかじゃなくて、
「ミュージシャンと呼ばれたいだけなんやろな」って人がたまにいたりする。
そういう人は「ミュージシャン」じゃなくて「アーティスト」って呼ばれたがるか。
なんかそういう人と、主人公が、
めっちゃ重なって見えた。

だから彼は、バラエティに進んだのは、
それはそれでよかった気がする。
そこが、この映画観た中で、
一番、うなずくところであったかもしれない。

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