升毅さんの演技の良さが救いでした。BBBムービー「美晴に傘を」。
※否定的な内容を含みます。
昔、仕事でお世話になった升毅さんが主演ということで、観に行ったんやけど、
升さんは、ともかく、映画全体としては、
ワシには、かなりキツかったです。

冒頭の「さあ泣かせまっせー」的な、どアップシーンで、
「ああ、これから二時間辛いかも」と思ってしまったのだが、
その思いをほぼ裏切ることなく、最後まで行ってしまう映画やった。
基本的には会ったこともない家族が、
関係を構築していくええ話なんやろうけど、
「こーゆーシーン見せたい」という部分のために、
全体や背景が犠牲になってる気がして、
「見ちゃらんない」の連続であった。
特にお母さんの行動や言動にワシ的な疑問は、多かった気がします。
あ、田中美里さんの演技はちゃんとしてたんですが。
いくつかあげると、
長女の扱い、そんなにデリケートにしないといけないなら、
なぜ前もってお義父さんに言っておかないのだろう。
いきなり、普段のお義父さんがやってるとは思えない、
絵本の読み聞かせ、任せるとか、デリケートに扱ってるとは思えない。
そのお義父さんに「人の気持ち考えて」と言うわりには、
義父の気持ちを、微塵も考えてないよなあ。
あのワンピースにしたって、夫との約束なら、
一人でお墓参りする時でも良かっただろうに、
この土地で暮らす義父のことを考えてるとは思えない。
全く知らない土地で、知り合いもいないだろうし、
仕事してるわけでもないし、
特に用事があるわけでもなくて、
「私がいないと」と言うくらいに、
長女のこと気にかけてるのに、しょっちゅう不在なのも、
ストーリーとしては不自然。
シーンとしてお母さんがいたら、都合悪いから、
というのが優先されてるんやろなあ。
「出すよりも書く方が大事な手紙」とか、
「苦労したからこそ、美味しくなる」とか、
ええセリフもあるんやけど、
もうそんなこんなの連続で、
気持ちが冷めてるので、心には全然、入って来なかった。
聴覚過敏の自閉症という設定の長女の演技も、
「演技してます感」が強くて、
ワシには、かなりキツかった。
升毅さんの演技はリアルで、さすがでした。
それだけが、救いでした

