「ここではないどこか」を求める普遍的な気持ち。BBBムービー「ケナは韓国が嫌いで」。

公式サイト
「幸せって言葉は過大評価されてる」ってセリフにハッとした。
そうかもしれない。
ワシも、この言葉を行動基準にしてるかもしれない。
けど、この言葉が基準でなければ、
なにを基準にして、どうやって動けばいいのだろう。
これに置き換わる言葉が「金」とか「資産」の世界はもっと嫌だ。

けど、彼女が、その言葉を口にしてしまうのは、
どう予想しても、それを手に入れられる社会ではないところに、
彼女が生きてたからなのだろう。
過大評価と彼女が口にする背景には、
には「届かないもの」という意識がある気がする。

「お金の心配はしなくてもいいんだよ」と言わんばかりの、
恋人の言葉にあれほど大きく反発するのは、
お金だけで届くものを彼女が求めていないからなのだろう。

結局、彼女は、その過大評価されてる言葉を、
届かないものではなく、手に入れられるものにするため、
母国を飛び出したのだと思う。
その言葉と向き合うために、ニュージーランドに行ってみたのだろう。

だけど、それは国を飛び出したら、解決する問題ではない。
どの国にも、いろんな人がいて、いろんな困難はある。
そして、たとえ飛び出したとしても、
母国を、家族を、全て断ち切れるわけでもない。

けど、一度国を飛び出したことで、彼女が違う気持ちで、
それらに向き合えたことは間違いない気がする。

「ここではないどこか」を求める若い人たちの気持ちを、
丁寧に描いた映画であったと思う。

きっと韓国嫌いの方達は、この映画の存在知って、
観るか観ないかわからないけど、鬼の首取ったみたいに、
「ほらみたことか」みたいになるんやろうけど、
これ、たぶん世界的に見たら「花子は日本が嫌いで」としても、
ほぼ、通用する気も、する。
それくらい、別の世界から見たら、
韓国と日本って、似てる国じゃないかなあ、と思う。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA