日本の山々はほんまに美しいなあ、と感じる映画でした。BBBムービー「光る川」。

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本当に、深く、濃い緑。

美しく幻想的な映画だった。
音楽も、深淵で、映画によく合ってた。

すべて創作なのだろうか?
いかにも日本の民話にありそうな話が
ベースになってるのも、興味深かったし、
ワシが民俗学として興味を持ってる
木地師という集団をモチーフとしてるのも、面白かった。

劇中劇が膨らんで、二つの時代を、行ったり来たり、
交わったりする構成も、ちょっと増山実さんの小説を読むようで面白かった。

ひとつ疑問に思ったことは、
交差する二つの時代のひとつを、
なぜ1958年にしたのだろう。
なぜ、今にしなかったのだろう。
紙芝居というモチーフが、
今ではリアリティがないからかもしれないけど、
紙芝居というモチーフを置いといてでも、
今の時代と木地師がまだ移動生活をしてた時代を結んだ方が、
この映画を今作る意味が出てくるのではないか、と思った。

1958年と言うと、ワシもまだ生まれてない時代なので、
全体がふわっとしたファンタジーに感じられて、
今の自分との関係性をまったく感じられなかったのが、
もったいないと思った。

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