ラスト春一(春一番 BE-IN LOVE-ROCK)@緑地公園野外音楽堂。

本日、とうとう、春一が終わってしまった。
最終日も、きっと伝説に残るような凄いことが、
起こってるんやろう。

けど、ワシの春一は、昨日、早終いしてしもた。
最近、体力に自信がなくて、
二日連続で野外に行けるか不安だったので、
「どうしても外せない」と思ってた5月4日に行って、
体力残ってたら、5月5日も行こう、
と思ってたのだが、
昨日のライブ中に、「明日のチケットは当日券も含め、完売」の
アナウンスを聴いてしまった。
まあ、今日、やっぱり抜け殻のようになりながら、
一日、家で過ごしてたので、
チケットあっても行けなかったかも、なんだけど。

そんなわけで、ワシにとってのラスト春一、
5月4日のライブの感想です。

さすがに「今回は混むだろうな」と、
いつもより少し早く家を出る。

新大阪駅で、とんちピクルスさんの鞄抱えた人と遭遇。
幸先いい!

後で分かったんですが、友だちの友だちでした。
その日の内にFacebookで繋がりました。

いつもの新緑の坂を下り、
開場時間の11時ジャストくらいに、
緑地公園に着いた。

入口の噴水のあたりまで、長蛇の列!

「どうせ、今さら並んでも、そんなに入る順番、変わらんやろ」と、
入口付近で、列が終わるのを待つことに。
10分、20分、、どんどん会場に人が吸い込まれていくのに、
まだ列が終わらん!
凄いなあ。
ふと気がつくと、列に並んでる人の知り合い率より、
ワシと同じように、入口付近でたむろしてる人の
知り合い率が明らかに高い!
ほんま、ワシの知り合いときたら!

結局、入れたのは、40分くらい過ぎてからで、
トップのショー・ウエムラさんと、
ショー・ウエムラさんも所属するバンド、
アフターアワーズさんの演奏は外から聴くことに。

なんとか、入って、席探すも、
なかなか空席が見つからん!
ようやく、端っこの方に、ワシの好きな通路側の席が、
ひとつだけ空いてるのを見つける。

座ると通路挟んで、隣に坂口さんと古藤さんとヤマヒロさん。
やはり同類はたまるんですかね〜〜。

ステージでは、光玄さんが始まってた。

なんとか落ち着いたとこで、もうラストの曲
「満月」、うむ!名曲。
松原里佳さんがカバーするのも分かる!

この曲の良さに気づき、里佳さんにカバー勧めた早苗ちゃんも凄いし、
それをオリジナルくらい、消化してしまった里佳さんも凄い。

押尾コータローさんが「ゲゲゲのキタロー」の
イントロ弾き始めたら、
どこからか、あの人の声が!!
おおお!木村充揮さん!
こんなコラボがあるのが、春一なんよね〜〜!

「胸が痛い」まで一緒に!
充揮さん自身のギターやない演奏で、
この聴くのは、久しぶり?初めて?
やっぱりすごくええ!

この辺りで早苗ちゃんからメッセージが来る。
「今向かってるんやけど、当日券あるかな?」
例年やと、まだある時間やけど、
この満席具合、どうやろ?
入口で聞くと、この日どころか、次の日の当日券まで、完売やった。
早苗ちゃん、残念!

と、入口でワカちゃんと話してると、
「寝坊した!」と連絡あった川島くん到着。
それを待ってたかのように川島くん大ファンの良元優作バンド、登場。
くそう!寝坊の罰で、一曲二曲、間に合わんかったら良かったのに!(笑)
このバンドセット、たぶん関西では初めて。
むちゃくちゃ楽しみにしてた。

始まる。
すぐに、どこかに持って行かれる。
身動きできない気分。

「キムおじさん」のアコーディオン、もう反則!
美しすぎる、切なすぎる。

優作くん、何か遠くを見上げるような表情。
優作くんにも、思い入れがありまくるやろう春一番。
もういなくなってしまった人や、
いろんな人を見てはるんやろなー。

ベース、ドラムのひとつひとつ音を置いてくるような
優しく、繊細な音が、優作くんの声を包み込む。
ほんまにええバンド、優作くん、見つけてきたなー。

大野さんは入ってませんが、みしまさん、服部さんとの演奏の動画。

「ペンノレ」で、出てきたガイダが、
荒れ狂う海に翻弄される海鳥のようにさまよう。
そして海の底から何かを突き上げてくるようなリズム隊。
ほんま素晴らしい。
ひとつひとつの音が、
寄り添いあって、同じ方向を向いて、
ひとつの世界を目指している。
それはたぶん、優作くんが目指していた世界なのだろう。

「負けへんで」、みしまさんや、服部さん、大野くんの
東京勢も関西弁のこの歌を歌ってるのが、
なんかおかしくて、嬉しくて、
こんな明るい歌やのに、涙が出そうになる。

「負けへんで」の優作くん自らの途中アンコール、大受け!
かつて、こんなに笑いを受けた良元優作がいただろうか(笑)

ラストは、大野くんピアノで、
春一の立役者の一人、あべのぼるさんの「何も考えない」。
もうこれしかない選曲やなー。
優作バンド、最後の春一で、
良元優作のまた新しい面を見せてくれた。
あべさんも福岡風太さんも、
向こうで、嬉しそうな顔してるやろうな〜!

ヤスムロコウイチさんは、
チャールストンっぽいピアノとデュオ。
これも、初めて観るなあ。
けど、やっぱり、時に小粋で、時に乱暴なヤスムロ節。
ちゃんとキレ芸も混ぜてきはります(笑)

ヤスムロさんの優しい声、聴きながら、
日差しはポカポカ、寝落ちしたい気分やなあ。
珍しい!立ってギターなしで「夜を見てた」!
鍵盤との共演ならではやな!

うわ!客席に出てきはった!
さすがのベテラン、丸腰のメリット、
活かしまくりですわ。

ラストの春一で初登場、つまり最初で最後の登場は、のろしレコード。
文ちゃんは、確か出たことあるけど、
夜久くんと折坂くんは、正真正銘、初春一!
若い彼らが、ラストの春一に初めて出る意味は大きいなー。

春一先輩たち含め、今までの先達の音楽に、
敬意を払い、匂わせつつも、
瑞々しさ、新鮮さのある音!
ほんま、春一に間に合ってくれたことが嬉しい。

「コールドスリープ」、ほんまに、ええ歌やなあー!

けど、この時、JOKEの原やんが隣にいて、
「このバンド、育てたんはワシや」とか、いろんな人への悪口とか、
うるさいうるさい!(笑)
まあ、この原やんの毒舌も、
ワシにとっ春一の一部やから、
ラストの日に聴けて良かった、としておこう。

工藤祐次郎くんとのツーショット。
工藤くん、JOKEで一度、ライブやったことあるのに、
原やんのこと、忘れてたようです。
あんな強烈なもん、どうやったら忘れられるねん!

おお金森幸介さんがゲストで出てきた!

しかも「ロックンロールジプシー」!
なんか嬉しいわー。

やっくん、弦を切る。
どこでもやっくんらしい爪痕残す。
ある意味、さすがっす。

ラストの曲、「テネシーブルース」かな?
音楽に合わせて、木がそよいでるようで、
それ見てると、なぜか突然、
「あ、ワシ、幸せかも、今」思った。

AZUMIさん、凄かった!
圧倒的な存在感!
音のすべてが余韻にも思える、深い音楽。
リズムが自由自在。

気持ちそのままに、伸ばしたり、駆け込んだり。
これは、ソロやないとできんよなあ!
帰り道で一緒になった山ぐるみさんが、
「もうニール・ヤングですやん!」ゆーてて、
それや!と思った。 

三宅伸治 & the spoonful、めっちゃロック!で爆音!
AZUMIさんとのギャップで、
耳が戸惑いよる。
また木村充揮さん、出てきはった!
嬉しい!

おおお!「デイドリームビリーバー」や!
ちょい泣きそうになる。
流石に盛り上げるなー!

「ジャンプ」で、最高潮!
なんか20代の頃に戻ったような気分になった。

おー!飛び入りで平田達彦さん。
あとから考えると、その次がDEEPCOUNTで、
ハードなんが2つ続く予定やったんで、
間、挟まってくれて、ちょい助かったかも。

爽やかに、懐かしさを運んできてくれた。

そのDEEPCOUNT、
やっぱりヘビーでカッコええ!

言葉が深くて磨かれてるなー。
桑原延享さんのトランペットは、ほんま余韻が残る、
一級品の演奏やと思う。

同じ雑居ビルに店を持つ、
アフターアワーズの上野さんと、JOKEの原やん、
ビルの管理委員会の集会でしょうか?

笑福亭福笑さん、かなりブラックやけど、
むちゃくちゃおもろい!

ひとことひとことで、笑いを呼ぶ。どんだけブラックなこと言わはっても、決して下品にはならんのは、根底に言われてる人への愛とか優しさがあるんやろなー。
ほんまに名人芸!

おお!ナオユキさんがステージ出てきて、ひとこと!
「大好き」ほんまに福笑さんのこと、
好きなんやなあー。

そして、出ました!木村充揮さん。
いつになく、ボケもキレ芸もなく、すぐに歌い出す。
「ジョージア・オン・マイ・マインド」。

うん!間違いない。ええ!最高。
きっとアメリカに行っても、これは聴けない。
木村さんだけの極上のブルース。

充揮さんの演歌も、めっちゃええんよなー。
間違いなく、ジャパニーズブルース、
いや、充揮ブルースやと思う。

だんだんダジャレ混じってきて、
アホなこともゆーてたし、
野次もあったんやけど、
「ユー・ビロング・トゥ・ミー」で、気がつけば、
場内は静まり返っていた。

みんなが耳を澄ませて、充揮さんに酔いしれていた。

で、ジーンとなったとこで「お掃除おばちゃん」て(笑)
ほんま、ある意味、筋の通った人やなあ。

ラストは、そーか!この歌、
歌わんと、終われないよな!
春一がスタートした町の歌、「天王寺」!

このくらいのタイミングかな?
客席で、ちょっと嬉しいこと、ありました。

おお!NIMAさんのドラム&朗読、
ゲンキくんや!
gnkosaiBAND 初日の登場で、聴けなかって残念やったんやけど、
ここで、聴けるとは!
ペットはDEEPCOUNTの桑原さんで。
ベースもDEEPCOUNTのALIさん。
NIMAさん、ほんまお元気で、美しい踊り。

さあ、トリは友部正人さん。
この日はバンドバージョン。
しかも、ものすごいメンバー!
ギターはおおはた雄一さん、ベースは伊賀航さん、
ピアノが吉森信さんで、ドラムが芳垣安洋さん。
いや〜〜これは、良くならない理由がない!

友部さんの歌詞ってなんでこんなに響くんやろう。
きっと言葉だけでも、
心に入って行くんやろうけど、
それがメロディに乗り、
バンドで演奏されると、その浸透力がどんどん強まる。
ひとつひとつの言葉が、
これから生きていく糧になりそうな気がする。

空を見上げると、五線譜のような飛行機雲。
まさにラストの春一にふさわしい。

しばらく見上げていると、友部さんの声に合わせて、
まさに五本目の線が描かれて行った。

なんでかわからんけど、ペットのマウスピースを、
曲ごとに吹かはる(笑)

「ブルース」で、観客も一緒に、
「ブルースは元気が無い 時には歌えない」を歌って、
熱うなって、
間髪入れずに、からの「ぼくは君を探しに来たんだ」。
なんだろう?
一瞬、息をするのも忘れてしまうような瞬間だった。
ワシは、どこにつれて行かれたんやろう?

うわ!この曲、どんとと共演してたんや!
初めて知った。

アンコールは一人で。
初めて聴く曲やったけど、ほとばしるような熱演で、
「こりゃー、一人じゃないと無理かも」思う。

なんだか、最後にすごいもん見せてもらった。
その気持ちはみんな共通やったようで、
拍手が収まり切らず、友部さんのダブルアンコール。
友部さんがやり出すと、バンドメンバーが次々に出てきて、
バンドセットになり、
最後は、三宅さんや有山さんまで登場した。
なんだか、熱いものが、身体中を包むような、
ワシにとっての最後の春一の時間だった。

退場のお見送りはAZUMIさんとワンちゃんの着ぐるみ。
ワンちゃん、AZUMIさんが「コーイチ」て呼んでたから、
ヤスムロさんなんやろな。
同級生コンビ(笑)

春一のもうひとつのお楽しみ、
会場で久しぶりの人や、お馴染みの人と意外な人とも、お会いできた。
スタッフにも知り合いがたくさんいて、なんか嬉しかったな。
まだ10代の竜弥くんも最初で最後の春一スタッフで、
物販で頑張ってた。
ちゃんとやってるか、見張ってたら、怒られた(笑)

ミュージシャンであげると、
リー・テソンくん、渕上純子さん、工藤祐次郎くん、
アンドウケンジロウさん、江口優さん、田渕徹くん、
ジャン狂三さん、トロピカルブラザーズの二人、
フクリン、奈須重樹さんなど、春一に出演してないミュージシャンや、
この日、出番のなかった、元気くん以外のgnkosaiBANDの面々や、
夕凪のメンバー、三原さん、バラッドショットの岩井さん、など、
思ってもみなかった人たちに会えて、
いつもよりハイテンションで、おしゃべりできたのも、
ほんまに嬉しかった。

まあ、いつも通り、顔は覚えてるけど、
名前が出てこない方も。何名かいらっしゃって、
ますます衰える海馬を、いやでも認識させられたりもしたけどね。

最後に、「春一!ありがとう!!」
出演者の皆さん、スタッフの皆さん、
そして、嵐くん、風太さん、あべさん、
本当にお疲れさまでした。
そして、心からありがとうございました。
春一番に会ってなかったら、
ワシの人生、良くも悪くも、今とは違ってたものになってたと思います。
きっと、会えたことで、少しはマシになったと思ってます。
心から感謝んします。

おまけで、ワシの写った写真を。

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ラスト春一(春一番 BE-IN LOVE-ROCK)@緑地公園野外音楽堂。” に対して2件のコメントがあります。

  1. 中野真吾 より:

    5月4日ありがとうございました!
    ムジカも遅刻するわ早退するは大変だったけど、無事新幹線に間に合いました。何より演奏が最高でした。
    友部さんが1回目のアンコールでやったのは「大阪へやって来た」です。ファーストアルバムの1曲目ですが、ライブで聞くのはぼくも初めてでした。
    またよろしくお願いします!

    1. hashimoto より:

      お疲れさまでした!!
      日帰りでフェス&ライブのハシゴ、
      ハードですね。
      お体、大丈夫でしたか。
      ほんま、感心するお元気さです。
      新幹線、間に合われて良かったです!

      ファーストアルバムの1曲目!「大阪へやってきた」!
      まさに、あの日にふさわしい歌ですね!
      ありがとうございます。

      こちらこそ、今後ともよろしくお願いします!

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