「浴と空っぽ」ハシケン&加美幸伸@新世界 ZAZA POCKETS。
今日は、新世界のZAZA POCKETSに、
ハシケンさんの新しいスタイルのライブ?を観に行ってきた。
新世界のZAZA POCKETS、ZAZA HOUSEなら行ったことあるけど、
誤植ちゃうかなあ?思いながら行くと、
ZAZA HOUSEの隣に少し、小さめの箱、できてたんやね。
聞くと、去年くらいにできたらしい。
それにしても、なんて香ばしい風景!



パノラマで撮ると、左端にインバウンドで賑わう(特に欧米人が多い)
包丁などの刃物専門店、「タワーナイブズ 大阪」、
今どき珍しい手描き看板の名作映画とピンク映画の新世界国際会館、
そのすぐ近くに、今日行ったZAZA POCKETS、
親分のZAZA HOUSEは、大衆演芸の朝日劇場と同じビル。
昔ながらの娯楽の殿堂、新世界と、新しい演芸文化を創ろうとするZAZA系が、
ごちゃ混ぜになってて、非常にええ環境やと思います。
近頃、新しくできる文化施設、
「新し過ぎて、今までの演芸とか、土地の匂いとか感じないんよなあ」と、
思ったりもしてたので、
こういう立地に、こういう新しいものができるのは、すごくええことやと思いました。
ここで、本日、上演されるのは、
DJの加美幸伸さんプロデュースの「浴と空っぽ」。


ハシケンさんが講談メインにやる、とは聞いてたんやけど、
どんなことになるのか、想像がつきませんでした。
開演時間になり入ってきたハシケンさんは、
ソフト帽に、和服に眼鏡。
新世界のど真ん中で、この出立で、
月亭可朝さんに見えないのは、
ちょび髭の有り無しだけやなく、
関西臭の有り無しでもあるんでしょうな。
もっと生まれた気品が、可朝臭を消しております。
ハシケンさんの講談、
前にも一度、聞かせていただいたのですが、
その時より、また上手くなられてるようで、
話に惹き込まれます。
いくつか、お話、聴かせて頂いたんやけど、
これ、全部、脚本から自分で書いてはるんやろうか?
だとしたら、相当の脚本力やなあ。
ほんまようまとまってて、分かりやすく、面白かったです。
それを、ミュージシャン持ち前の、
ええリズム感で話してくれるんで、
音楽としても、楽しめる気持ちのいい抑揚でした。
話は4つだったかな?
江戸時代の歌舞伎俳優の話やら、徳之島のワイド節の誕生秘話やら、
盲目の箏曲師、スティーブエトウさんや、レナード衛藤さんのお父さん、
衛藤公雄さんのストーリーやら、ハシケンさんご自身の話やら。
あっちこっち、飛ぶようで、
でも、根っこは、全部、芸能の話で、
そこがハシケンさんらしいなあ、と感心しました。
講談はひとつひとつ10分程度かな?
第一回ということもあるのか、
それぞれの話の入口を紹介した感じでしたが、
どの話も、続きを聴かせてもらいたくなる、
面白さでした。
そして、それぞれの話の後に、ハシケンさんの演奏。
講談でじっくり聴かせた後、演奏で弾ける、
このリズムが、また楽しくて、すごく緩急のある公演でした。
と言いつつ、衛藤公雄さんの話の後は、
衛藤さんの琴の音源が流れます。
その間にハシケンさん、衣装替え。
ようできた流れやなあ。
最後の下北沢の歌、初めて聴いたかな?
ハシケンさんが暮らしていた20年くらい前の下北沢の風景らしいです。
ワシ、下北沢、そんなに詳しくないけど、
「ラ・カーニャ」か。行ったとこ、聞いたことあるとこ、出てきた楽しかったなあ。
そして、加美幸伸さん登場。
この公演が決まった時は、初めから参加する予定やったらしいですが、
4月の編成替えで、生放送と重なったらしく、
FM COCOLOの「MAG:NET SUNDAY」の生放送から、
飛ぶように来はったらしいっす。
FM COCOLO、南森町やから、ワシと同じコースで、来はったんやろな。
加美さん、少年時代、おじいさんの関係で、新世界で遊ぶことが多かったらしく、
その頃の新世界の風景を、話てくれはります。
今でこそ、インバウンドさんが集まる観光地になってるけど、
ワシの子どもの頃は「子どもだけで行ったらあかんとこ」と言われてた新世界。
そこを遊び場にしてはったんは、凄いなあ。
ある意味、英才教育。
なんや、羨ましい気もします。
けど、加美さんの語られる、その頃の新世界、
行ったことないはずやのに、なんか懐かしい気がするんですよね〜。
やはりほぼ同世代、場所は違ってても、
どこか共通する風景を見て、育ったんかもしれんな、思いました。
最後は、さっきハシケンさんが歌った「下北沢」のメロディで、
加美さんが、この日のために歌詞を作った、
「新世界バージョン」を歌ってくれはりました。
なんか、ほのぼのええ時間でした。



終わって、少しハシケンさんとも話せたし、
ほんま日曜のお昼間らしい、ええ時間でした。
考えたら、昨日は大雨やったんやなあ。
今日は、怪しい空ではあったけど、
なんとか降られずに、帰り道に。
来る時に見つけてあった通天閣の柱の根元に巻き付くようにある、
立ち食いうどん屋さん「三吉(さんきち)うどん」を目指します。



着いたのが、14時20分くらいかな?
入ろうとすると「ああ!今日は終わっちゃったんですよ〜」言われる。
14時までだそう。
むちゃくちゃ残念!
最近、インバウンド客が多くて、敬遠してた新世界ですが、
絶対にまた来ます。
ああ、すぐ近くの整骨院に週二で通ってたとき、
知ってたらなあ。
また腰、痛くなったら来ますわ。
けど、もう口がうどんになってしもてる。
近くにうどん屋、あったかなあ?そや!あそこや!
「総本家 更科 」のあんかけうどん!



生姜が効いてて、美味いです!
思い出せて良かった!
駅に向かう途中、さっき加美さんの歌に出てきた靴とJAZZの店、
「さわの」を覗きます。

こういうお店があるのが、文化的に豊かってことなんやろなあ。
ついでに新世界市場に入って、ピカスペースに寄ろうかと思いましたが、
新世界市場、凄い人!
今こんなことになってるんや!
賑わうのは悪いことやないんやけど、
なんとなくの違和感はあります。
ピカスペースに着くと、ちょうど開店準備中で、
後少しかかりそう。
その間、この人混みの中にいるのが、
少し辛くて、引き上げることにしました。
自分では、なかなか行こうとしない観光地、新世界を、
久しぶりに歩いて、現状を垣間見たのは、良かったかも。
とりあえず、平日に「三吉うどん」やな!

