血が!社会派やけど、笑えるくらい過剰。BBBムービー「サブスタンス」。
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しばらくサボってた映画の感想ですが、
いよいよ記憶が危うくなってきた気がするので、
まとめて書いちゃいます。
まずは、問題作「サブスタンス」。
ワシ、痛いのとか怖いのとか苦手なんやけど、
それを知ってる友だちから「過去最高の血量かも」と言われて、
ビクビクして迷ってたんやけど、
予告編観て、設定が面白すぎて、
覚悟の上、観に行ってきました。

おもろかった!
もう、やり過ぎなくらい、やり過ぎてるんやけど、
ベースには、しっかり今の世界を認識してて、
風刺のように拡大して表現しようという気持ちがあるから、
荒唐無稽になって、しらけることはなかった。
それにしれも、ほんま、すげー血!(笑)
前半は「それほどエグくもないし、むっちゃエロいけど、
根本的には社会派な映画ちゃうん?」思って観てましたが、
物語が進むにつれて、どんどんどんどん!
どこまで行くねん!
ワシ、何回も目を背けましたが、
ストーリーがおもろかったので、
映画館、出たくなることはなかったっす。
ルッキズムがバリバリに、まかりとってる世の中、
そのルッキズムの価値観の中での過度の承認欲求、
年を取ることを罪のように扱う社会、
そんな社会への強烈な皮肉をかましてる、
という意味では、社会派なんやけど、
その表現が、もうパンク過ぎて!
こんなに血が出る映画やのに、
ワシが好きになるなんて、初めてかもしれんです。
あの造形、人によっては「エイリアンに似てる」とか言うかもですが、
ワシは、あの最終形態は、絶対、諸星大二郎やと思いました。
んで、あの最後のシーンの染み込む感じ、、。
ああ!やっぱり諸星大二郎や!「赤い唇」や!
間違いなし!思いました。
それにしても、自分の老醜を曝け出すような映画、
よくデミ・ムーア、出演承諾してくれたなあ。
まあ、最終形態ちょい手前の背中丸なったおばあちゃん、
特殊メイクにしろ、CGにしろ、
もうデミ・ムーアなんだか誰なんだか、
分からんようになってましたけどね。
【追記】
言うの忘れてた!
あの映画の背骨を端的に表すような、
玉子のトップカット。
素晴らしすぎるくらい素晴らしかったです!
あれで、分かりにくい、映画の前提になってる科学技術が、
すっと頭に入ってきました。

