エロチックやけど、なんかおもろくて、今の時代を描いた社会派でもある映画。BBBムービー「アジアのユニークな国」。
公式サイト
これは掘り出しもんの映画でした!
エロチックコメディの皮かぶった、ひねくれ社会派ドラマやと思います。
そのひねくれ具合も、メッセージの内容も、
ねじくれた表現の仕方も、全部含めておもろかったです。

罪悪感とか、良心とか、貞節とかが、捻じ曲がって、
モラルって、何だったかとかが、どんどん分からなくなってくる。
主人公が、ぶっ飛んでるのに、いい妻であり、
文句一つ言わずに介護する、いい嫁であるのが、
不思議だけど、不自然ではない。
お隣の主婦の存在が、今の社会のスタンダードなんかもしれんけど、
それがええのかどうかも分からなくなってくる。
お客さんも、一人一人、こんなインモラルなことやってるのに、
普段の生活では、すごく常識人として生きてる。
この社会が、すごく危ういバランスで、成り立ってることが、
少しずつ、剥がれ落ちるように見えてくる。
そんな社会派な内容なのに、
堅苦しく表現するのではなく、
どこかユーモラスでコメディか、と思うくらい面白い。
山内ケンジさん、CMの世界で一世を風靡した人やけど、
こんなにひっそりと面白い映画創ってはるんやなあ。
CM監督から、大メジャー映画の監督にならはる人、たくさんいるけど、
あんだけ有名なCM監督さんやのに、
こんなにマイナーな映画創ってる人も、そういないのではないか。
あの頃のCMにも感じた社会を斜めに見る視線は、そのまま。
しかも、きっとあの頃より、今の方が、
楽しんで仕事をしてはる気がする。
クリエイターとして、羨ましいような人生だ。
それにしても、久兵衛の寿司は美味そうやなあ。

