初めて観る映画みたいに楽しめた。不甲斐ない海馬に感謝。BBBムービー「ギルバート・グレイプ」。

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記憶力の衰えも時には役に立つ。
キュンとした記憶しか残ってなかった昔観た映画。
新作映画観るみたいに、「どうなるの?」思いながら、
観られてしまった。

もう名作の域に入ってる映画だと思うので、
ストーリーの解説は不要でしょう。
若き日のジョニー・デップと、レオナルド・ディカプリオ、
ジュリエット・ルイスも、出演してたのか。
すごい先見の明のあるキャスティングやなあ。
ディカプリオを「ええ役者やなあ」と初めて思ったかもしれない。

アメリカの美しいけど、ほんまに退屈そうな風景って、
すごくリアルな描写に思えた。
そこで。家族や、いろんなものに縛られて、
「死ぬまで、ずっとこの町から出られないんやろな」と思ってる長男、
家族を愛して、大切に思ってるけど、どこかにストレスを抱えてる長男。
ちょっと鈴木常吉さんバージョンの「ダーティーオールドタウン」を思い出した。

そして、知的障害を持ち天真爛漫すぎるくらい、天真爛漫な弟。
過食症で自分一人では外に出られないくらい太ってしまった、
元はモデル並みに別嬪さんやった母親。
そこに、外の風を運んでくる旅行者の女の子。
と、この要素だけで、物語の骨格が見えてくる気がする。

最後の方も、ほとんど覚えてなかったので、
すごくドキドキしながら観られてしまった。
そうか、そうだったか。
それはそれで犯罪ではないの?ってちょっと思ったけど、
物語としては希望に満ちた終わり方で、
清々しいものが、喉に流れるような気持ちになった。

家族愛と自分自身の生き方、普遍的なテーマを
しっかり、美しく描いた、名作の名に恥じない映画やと思います。

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