終わらない夏、いつまでも続く昼。BBBムービー「冬冬(トントン)の夏休み〈デジタルリマスター版〉」。
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前に観たことあるんやけど、
田舎の夏のイメージと、踏切のない線路のイメージしか頭に残ってなかった。

ほとんどが昼間のシーンなのは、
少年、トントンの目を通して見た世界だからなのか。
子どもの頃の夏の思い出って、ほんまに花火とか、特別なことを除くと、
昼間のイメージしか、頭に残ってないなあ。
永遠に終わらない夏、いつまでも続く昼、
トントンには、そんなふうに見えてるのかもしれないけど、
現実を知ってるワシらは、こんな時間も、
いつかはひとつずつ、終わりを迎えてしまうことを知ってる。
だからこそ、この時間がキラキラと美しいのに、
なぜか胸を締め付けられるように切なくもある。
けっこうエグい事件が起こってて、
すぐ近くに厳しい現実があることも感じさせるんやけど、
それも、含めて、全てが美しく、愛おしい。
嬉しいことも、悲しいことも、少年の世界では、
すべてが夏に飲み込まれてしまうのかもしれない。
ワシの記憶も夏に飲み込まれたのかもしれない。
(誤魔化すなよ)
ワシ、子どもの夏休み映画、すごい好きなんだが、
その中でも、最高傑作かもしれない。

