すんません。モヤモヤしてしまいました。BBBムービー「長崎-閃光の影で-」。
※否定的な内容があります。
公式サイト
なんだろう。このモヤモヤ感。
なんだかスッキリしないのだ。
長崎の原爆のあと、必死に人々を助ける看護学生たち、
彼女たちの葛藤。
文句のないお膳立てではあるのだが。

もちろん、ワシ個人の考えなのだが、
軍隊の映画をヒロイズムで描いてはいかんのと同様、
戦争被害者の映画をセンチメンタリズムで描いても
あかんのじゃないかな、
というようなことなのか。
なんだか「ほんまにそれで合ってるの?」
って聞きたくなるようなシーンがいくつかあった。
登場人物が、これが劇であることを知ってて、
カメラの前でだけ、動いてるようなイメージと違和感。
カメラ外れたところには、世界が存在しないかのような、
目線の狭さ。
いや、役者さんたちはちゃんと演じてると思うし、
それなりに演技に説得力もあるんだけど、
どこかで「これってお芝居すぎないか」という気がしてしまう。
ストーリーもあるんやろうけど、
もしかしたら、セットとかの問題もあるのかな?
総じてセットが美し過ぎる気がした。
原爆直後の病院で、だれがそんなにきれいに掃除する余裕があったのか。
一枚も、欠けても、ずれてもいない綺麗な瓦、
「どんなことがあっても生きてゆく」という決意だとは思うけど、
看護婦さんが青酸カリを、その辺に投げ捨てるって、どうなの?
そういう、ひとつひとつのモヤモヤが、
溜まりに溜まって、この映画全体へのワシの感想を覆ってしまった。
最後のドラマチックな音楽が、
そのモヤモヤにトドメを刺した気がする。

