ワシは、この映画を家族との繋がりの映画やと思った。BBBムービー「フジコ・ヘミング 永遠の音色」。

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クラシック、よう分かってないのに、
この人の演奏には、何か惹かれるものがある。
なぜだろう?有名だから?
だったらもっと有名なピアニストも、知らないわけではない。
その辺の謎が、少しでもわかるかな、
という期待も込めて、この映画を観に行った。

結局、その謎は、はっきりとはしなかったんやけど、
彼女の自分の人生を肯定して行く力はすごいなあ、と思った。
自分のアイデンティティすら揺るぎかねない、
国籍問題を含めての、複雑な生い立ち、
父親に捨てられたのかもしれない、という思い、
その父親を決して責めることのなかった母親。

いろいろな問題が、人生の後半で、クラシックには珍しいくらいの、
大ブレイクという結果に繋がっているように思えた。

お父さんがスウェーデンに戻ってから築いた家庭に生まれた
腹違いの妹さんとの交流が、なんかジーンときた。
同じように動物や音楽を愛して、姉妹であることを実感する。
素晴らしいピアノを弾く姉を心から誇りに思い、愛している妹。
彼女との交流を通じて、
フジコさんは、父親との繋がりを、温め直したような気がする。

もちろん、一緒に育って、不遇時代の姉を支えた、
大月ウルフさんの存在や、おおらかな笑顔も、
彼女の人生に彩りを与えたのだろう。

苦労も、不遇も、今生きてることの幸せの材料として、
彼女の音楽は、あれほど、切なく美しく輝いているのかもしれない。

孤独だったかもしれないけど、
ちゃんと家族とつながり合った人生だったんだな。
もちろん、あのワンちゃんや猫ちゃんも含めて。

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