戦争PTSDの恐ろしさ。今、本当に観るべき映画。BBBムービー「火の華」。
公式サイト
公開、待ち望んでたんやけど、
諸般の事情で、公開延期になってた映画「火の華」、
ようやく公開されたので観にいった。

本当にヒリヒリするような映画だった。
これはフィクションやけど、
その裏には、見逃してええはずのない、
現実があるのだと思う。
第二次世界大戦の兵士のPTSD、
父の抱えるそれに、苦しんだ人々が声を上げ始めてる。
それに呼応するような映画でもある。
戦争PTSDは、今の日本でも生まれつつあるという、
厳しい現実を突きつける映画でもある。
奇しくも、台湾有事に関してのどなたかの発言が、波紋を呼んでいる現在、
もし、それを実行すれば、多くの人が、
亡くなったり、生きて帰っても、
この主人公のような心の傷を負うことを、
もう一度、この映画で見つめ直してほしい。
そういう心の傷を抱える人が、銃の密造とか、
火薬を使う花火師に行きがかり上でもなろうとすることに、
少し違和感があったが、
トラウマを抱えた人は、
避けたいと思ってても、無意識に、
そのトラウマの原因に近寄ってしまうことがある、
という話も聞く。
だとしたら、この映画、さらに恐ろしさを増す気がする。
主人公も、隊長も。。
血の記憶は、さらなる血を求めるのだろうか。
サイドストーリーが複雑で、やや混乱してしまった。
なんで、あの人とあの人が撃ち合うほど敵対したのか、とか
闇ビジネスのあたりが、よー分からんで、ややモヤモヤ。
もしかしたら、その辺が、公開が遅れた事情と絡んでるのかもしれない。
恋愛的なエピソードは、
いらんかったんちゃうかな?とは思った。
描くとしたら、中途半端な描き方やな。
タイトルに繋がる象徴的なシーンのため、
外せなかったのか?
どちらにしろ、メジャーではタブーになりそうなテーマに、
まっすぐ切り込んでいって、
そのテーマをしっかり描きこんでる、
骨太な映画であることは、間違いない。
公開が遅れて、今になったことも、怪我の功名かもしれない。
今、本当に観るべき映画だと思う。

