心憎いばかりに上手い脚本、上手い役者。BBBムービー「旅の終わりのたからもの」。
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う〜〜む、名優たちの名演技やなあ。
ジーンとするんやろうな、思いつつ観て、
目論見通り、ジーンとしてしまいました。

これも父と娘のロードムービーやな。
ほんま最近の父と娘、ええ映画が多い。
しかもワシの好きなロードムービー。
そら、観に行きますわ。
最初は自分本位過ぎて、腹立つくらいワガママに見えた、おとん。
勝手なのは、元々もあるんやろうけど、
そこに癒しきれない心の傷があることが、少しずつ見えてきて、
娘と一緒に、ひとつずつ父を許していく。
父の心の傷が見えてくるのと並行して、
娘の心の傷も見えてくるのが、
口惜しいくらいに上手い脚本なんよな。
だからこそ、二人は歩み寄れるんやろう。
そういう微妙なニュアンスを表現する役者さんも、
ほんまに上手い。
ただ、二人の旅行が、金持ち過ぎて、どうにも居心地が悪い。
いくつかの問題を、金で解決するとこも、なんだかなあ。
ポーランドとアメリカの経済格差を見せつけているのだろうか。
「戦後ポーランドに残るより、アメリカに移住した方が良かったね」
ゆーてるみたいに思えて、そこは、少し苦い後味が残った。

