ワシにも似たような気持ちがあったなあ、と思い出した。BBBムービー「終点のあの子」
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え?それで終わる?とは思ったけど、
高校生、不安定なあの頃、
自分にも、そんな頃があったなあ、
と思い出すところのある映画だった。

人はそれぞれ世界の見え方が違う。
ある人に感じられることが、別の人には全く感じられなかったりする。
それは当たり前のことなのだが、
高校生くらいの年だと、そのことがすごく悲しかったり、羨ましかったり、
人にも自分と同じでいて欲しかったり、
自分だけが特別な存在でありたかったり、
だけど、人と違うことが、どこか不安だったりもする。
彼女は、いわゆる、浮こぼれなのだろう。
ワシは彼女ほど、才能あるわけでも、
人と違う価値観を持ってるわけでもなかったが、
やはり、ずっとどこかに居心地の悪さを抱えていた。
彼女にとっては女子校という世界は檻のようだったのかもしれない。
だから、それに染まりたくはなかったし、
自分の生き方に自信もあったのだろう。
だけど、不安定なあの年頃、
彼女も、どこかに弱さを抱えている。
誰か一人は、自分と繋がってくれる、
その檻のような社会と自分を繋げてくれる存在が
欲しかったのかもしれない。
もしかしたら、その存在は、檻を出て、
自分と一緒に外の世界に行ってくれるかもしれない。
そんな期待も、どこかにあったのかもしれない。
その違和感を全部ぶつけてた、あの日記を、
あそこに置いてたのは、脇が甘すぎるよなあ。
そら、あれ読んだら、ああなるよなあ、とは思うけど、
その脇の甘さも、高校生のリアリティといえば、リアリティなのか。
あの子が自分と同じように抱えてた弱さ、
それに気づいて上げられるには、時間が必要だったのか。
時間だけでなく、自分自身の成長も必要だったのか。
映画では、時間のことは描いているが、
その時間の間の成長のことは、
あまり描いてない気がして、
そこが少し、残念な気はした。
