NHK「最後の舞台〜津軽三味線・高橋竹山の挑戦〜」
すごいええ番組で、たくさんの人に見てほしいと思ったんやけど、
ワシの観た時には、再放送の予定とかなくて、
紹介できなかった番組のリバイバル放送があるようだ。
「最後の舞台〜津軽三味線・高橋竹山の挑戦〜」。
2月21日(土)、22時から、Eテレで放送予定です。

初回放送は、1998年、初代高橋竹山さん死去のすぐ後だったらしい。
喉頭がんで、「舞台で死ぬ」と覚悟した竹山さんの最後の日々、
地元の小さな場所でライブを続ける。
ときには、ヒーローショーと同じ舞台だったり。
日を追うごとに、明らかに衰えていってるけれども、
凄みは増していく。
ワシは津軽三味線どころか、どの楽器もできない、ど素人なので、
実はテクニックには、さほど興味がない。
その音にドキドキするか、
その音の向こうに風景が見えてくるかどうか。
そんなことが、ワシが音楽に求めてるものだと思う。
その意味では、津軽三味線で、
初代高橋竹山さんを超える人は、ワシには見当たらない。
そして、最期の最期まで、
竹山さんは、三味線を弾き続けた。
本当に素晴らしい。
貪欲に、世界中の音楽を聴き、いろんな弦楽器を試して、
表現の幅を広げようとしていたことは、この番組で初めて知った。
二代目高橋竹山との共演のときでも、
薩摩琵琶の手法を取り入れ、
韓国の「アリラン」を演奏する、という新しい試みに挑戦する。
亡くなる2ヶ月前、最後の最後の舞台では、
三味線すら、支えられない体で、
人に三味線を支えてもらいながら、
往時の速弾きとは比べれものにならないくらい、
ゆっくり、三味線を鳴らす。
なのに、その音には、たまらないほどの情感が溢れていた。
竹山さんの人生そのものが浮かんでくるような風景があった。
本当に偉大な音楽家であった。
生で拝見する機会がなかったことが、本当に口惜しい。
是非是非、番組をご覧ください。
