広重 ―摺(すり)の極(きわみ)―@あべのハルカス美術館。

もうすぐ前期が終わる、前期と後期でほぼ総とっかえくらい変わるらしい、
と聞いてたので、あさって、あべのハルカス美術館に「広重ー摺の極」展、
観に行ってきた。

公式Xを見て、ここ数日間の混み具合探ると、
平日でも昼過ぎは混んでて、入場制限とかしてるみたいなので、
17時過ぎに入場。ここは20時まで開いてるので、
こんなことができるのだ。
助かる〜〜〜!
他の美術館、特に京都の美術館は17時閉館のところが多いのよね〜〜。
なんとかならんかなあ。

「せっかく持ってるんやから、この展覧会には、この服着ていかんとな」と思って、
ポスターにもなってる東海道五十三次の箱根ベースのシャツ着て行った。
けど、並べて撮る自撮りって難しいんやな。
ワシのシャツでは、箱根のお山がにゃんこになってること、
お気づきでしょうか?

展覧会は、すげえ充実してた。
広重のほぼ全人生の、それぞれの時期の初摺りで状態のええものなど、
粒揃いの展覧会だった。
たぶん、今まで行った広重の展覧会の中で、
質・量とも、最高やと思う。

けど、風景画でブレイクするまでの初期の美人画とかは、
やはり「これじゃあなあ」と少し思っちゃう作品ではあった。
この人、のちに東海道五十三次で滑稽な人描くんやけど、
それはすごく良くて、基本的に、あまり美人とか役者に
興味ないんかもしれん。
そう思うと、ちょい好きかも、と思った。

ワシ的には、やはり晩年の「名所江戸百景」の、
大胆な構図が好きやなあ。
あ、あとさっきちょっと言った、
東海道五十三次の弥次喜多をモデルにしたらしい、
情けない男や、その二人を旅籠に引っ張り込もうとする、
おばはんとかも、けっこう好き。

グッズ、つい美味そうなんで永谷園のお茶漬け海苔、神奈川限定バージョン、
買うてしもたけど、あまり広重に関係なかったか。
浮世絵ルービックキューブも、一度やったら元に戻せなさそうやから、
やらん気がするし、浮世絵烏龍茶も、飲んだらあと、どーすればええのか。
ステッカーも貼るとこ、あんまない気がするしなあ。
絶対使いそうなボールペンは、すぐなくしそうな気もする。
う〜〜む。

そう言えば、服のこと、美術館の人も、お客さんも、
誰も突っ込んでくれなくて、
少し残念でした。
最後、グッズコーナーで支払いの時の
レジのおばちゃんに期待したんやけどなあ。

浮かれ過ぎの痛いジジイと思われたか。

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