カニコーセン歌詞集。
いよいよ明日に迫った、
おにぎり印プレゼンツ「消せ!カニコーセンの声を」歌い放題のカニコーセンライブ@釜晴れ。
明日に備えて、リクエストの多かった曲の歌詞をここに載せておきます。
ここに載せられた曲、全曲、歌ってくれるのか?
あなたのリクエストした曲は、ここに載っているのか?
当日、持参のスマホやタブレット、ノートパソコン、卓上パソコン、
スーパーコンピューター「富岳」などでは、見づらいという方は、
必要部分、プリントアウトしたり、スクショして、プリントアウトしたり、
ご自由になさってください。
もちろん、CD(歌詞カード)持参でお越しいただいても大丈夫です。
当日、この画面出すのめんどい!って方は、
「橋本ヒネモス」覚えといてください。
ほんで、ググってください。
なんと、このブログがトップヒットします!
(当たり前か)
そのブログの一番上に置いときます。
よろしくお願いします。
さあ、明日来られる方は、これから喉のケア、怠りなくお願いします!
【粗塩】
共産党のポスターに鼻毛を描いて
公明党に勧誘される
断りきれずに5万で仏壇買うて
捨てられへんから本棚にしてる
深夜のバイト明け方の国道をチャリで
走りながら廃棄のメロンパンを喰う
猛スピードのダンプカーに煽られて
落としたメロンパンじっと見つめてる
僕らはいましろたかしの漫画の世界で
孤独と自虐にぷるぷる震えている
いましろたかしの漫画の世界で
Blueにこんがらがったまま生きている
カスピ海から粗塩を取り寄せて
法外な値段で友達に売ってまわる
家族や親戚まるごと巻き込んで
ねずみ講まがいでベンツを2台買う
僕らはいましろたかし漫画の世界で
ベタなメッセージに背中を押されてる
いましろたかしの漫画の世界で
Blueにこんがらがったまま生きている
踊り疲れたDISCOの帰り
野良犬に足首咬まれる
血が出た足首を眺めながら
やられた思たら泣けてきた
大阪で生まれた女が堺の男とたこ焼き屋始める
水掛地蔵に水だけやたらとかけて
善哉食いながら都々逸唸る
I’m free to be whatever I
Whatever I choose
And I’ll sing the blues if I want
I’m free to say whatever I
Whatever I like
If it’s wrong or right it’s alright
僕らはいましろたかしの漫画の世界で
BOROBOROの毛布に包まって眠る
いましろたかしの漫画の世界で
Blueにこんがらがったまま生きている
ベタなメッセージソングにやられている
【妹よ】
夜が明けるとあのエラい格好の
レゲエダンサーのもとへ嫁ぐのか お前
明日の今頃は奴の寝床で
エラい格好でほたえてんのか
なんだか最近ケツがデカくなって
派手になってお香臭いなって
変な宗教はまってへんかと
兄ちゃん心配してたんや
妹よ けどまたなんでジャマイカへ
俺は 飛行機にも乗った事がないのに
妹よ けどまたなんで赤道直下へ
俺は お前盗られた気分で哀しい
今だから話そう正直兄ちゃん
異性とは付き合った事がない
仕事柄出会うキッカケもない
話せる異性お前しか居ない
そんなわしの孤独な世界
通信販売で買ったデカい
人形にお前のパンティー履かせて
泣きながら抱いてた夜もあった
妹よ お前はなかなか体つきが良い
あいつは どんなテクニックでもって
お前を責め立ててんのか
妹よ そしてお前はどんな声を出すのか
あいつは どんな体位をお前にさせるのか
最後に聞かせてくれ
妹よ
【インクライン】
キリンビバレッジの深夜の工場で働く隣りの人と朝すれ違って
青ざめた顔で一千万の損失を出すミスをしたんだと
諦めた笑い顔と草引れた作業ズボン
ガチャリと閉ざされたドアの向こう側で
大きく笑う子供の声
まつ毛を濡らす薬師の湯気
明日を愛う時計の音
絡まり湯巻く洗濯もの
窓を叩く冷たい風
電気代値上がりのお知らせ
遠くに響くサイレンの音
果てなく影を伸ばす電波塔
またいつものベッドタウントゥモロウ
錆び付いたフェンスの真昼の河川敷で歩くおばさんの影が
赤ちゃんをおぶって 静かに微笑んで
揺れる黒い川を観てた
風に揺れるキリン草
吹き上げる入道界
引き込まれ立ち尽くす僕の目の前で
頂いてく時の流れ
砂埃上げるダンプの群れ
溶けるアスファルト
滲む陽炎
胸を突き刺す青空の青
杤ち果て行く街の景色
人知れず生まれ消える命
風になびく洗濯もの
さよならと手をかざす電波塔
またいつものベッドタウントゥモロウ
【ウェイティングマン】
30%引きの唐揚げ 40%引きになるのを待ってる
30%引きの唐揚げ 40%引きになるのを待ってる
30%引きの唐揚げ 40%引きになるのを
2時間待ってる
40%引きの唐揚げ 50%引きになるのを待ってる
40%引きの唐揚げ 50%引きになるのを待ってる
40%引きの唐揚げ 半額になるのを
2時間待ってる
40%引きの唐揚げ 30%引きに戻ってる
40%引きの唐揚げ 30%引きに戻ってる
40%引きの唐揚げ 2時間後30%引きになってる
もう待てなくて 食べたくて 手づかみで
30%引きの唐揚げ食べてる おいしい
30%引きの唐揚げ 手づかみで食べてる
【ウォークオンザワイルドサイド】
堀井さん秋田から出稼ぎ
女も出来て故郷ほかした
けど臨時エやからクビになって
結局女に逃げられ
Said Hey babe
ほんで今はwild side
ほんで今はwild side
筧くん愛媛の離島から
大学行くから大阪出て来て
けど学校行かんと中退して親にも勘当されて
Said Hey babe
ほんで今はwild side
ほんで今はwild side
まあようある話やなあ
Doo do doo do doo do do doo
堀井さん去年の年末
捨った紙くず万馬券やった
久しぶりに呑みに行って
他の客に馬券取り上げられ
堀井云う
「その馬券わいのや」
「ちょう待ってや」
「その馬券わいのや」
一方 筧くんアパート追い出され
しょうがないから堂山で働く
眉毛剃られスネ毛抜かれてママにこってり化粧塗られ
筧気付く
「この店はヤバいない」
そのママの店の名が
「ワイルドサイド」
All right huh
結局ワセリン通りのNo.2になる
褒美で海外連れてってもろた
モロッコ行って 麻酔打たれて目が覚めて 股触ると
ない
わしの玉ないのや
Oh Jesusわしの玉ないのや
性転換してる
Doo do doo do doo do do doo
【鍵を確認】
When I find myself in times of trouble
森田療法 comes to me
Speaking words of wisdom
あるがままに
戸締りちゃんとしたかって気になってパニクったときも
百曼陀羅するんだよ
あるがままに
あるがままに鍵を確認
Whisper words of wisdom
鍵を確認
仕事終わって
神戸駅までやってきて
戸締り気になって
また今日も戻るんだよ
こんな夜中に
これ本当に鍵かかってんのか
わらかんくて
ガチャガチャしてるんだよ
千日詣りだよ 脅迫行為
あるがままに鍵を確認
There will be an answer
鍵を確認
鍵を確認 鍵を確認
Whisper words of wisdom
鍵を確認
【学校お化けを見た翌朝に】
友達が自殺して
沈んだ気持ちで ローストビーフを喰う
涙をながす 鼻をすする
びしょ濡れの捨て猫を拾った帰りし
道路に散らばる亀の死骸に鼻をつまむ
蠅がたかる
学校お化けを見た翌朝に
肉親がバイクで死ぬ
浮かばれぬ思いで 麦茶を沸かして呑む
生れ代わりを託された
柴犬は渦巻く尾を振って餌をねだる
野に糞を放る 蠅がたかる
香典返しの洗剤もらって
喪服にかかった塩を払いのけ
仏壇返しのエロビデ見たあと
親子丼を出前でとる
学校お化けを見た翌朝に
従姉が庭で首を吊る
用水路を這う白ヘビ捉えて
額に五寸釘を打った
【カントリーマーム経済】
カントリーマームがお金になったら
戸棚のマームがキャデラック
まるしげ不二家が中央銀行
爺ちゃん間違てビスコ買う
カントリーマーム
カントリーマーム
財布の中身が粉だらけ
カントリーマームがお金になっても
ジョリーと僕とで半分こ
冷たい粉吹いても
倉にはマームの山がある
カントリーマーム
カントリーマーム
神社の賽銭アリだらけ
カントリーマーム
カントリーマーム
【昨日のままで】
石ころみたいに転がって
て言うけどただの真面目な人
見た目はちょっと厳つくて
けど素朴な笑顔が泣いてるようで
ある日 夕方の公園でギター掻き鳴らす君を見た
アルフィーみたいなサングラス
涅槃と英語で書かれたシャツ着てた
ベビーカー押す人 馳け廻る子供
君の歌声は申し訳程度に転がって
ホリデームードに砕け散った
服を選ぶより簡単にキャラクターは変えられるけど
だいたい後悔するから
昨日のままの君でいい
人生楽しんだもん勝ち
て言うけど別に普通の人
お酒ほどほどに飲んだあと
早めの電車で帰って行った
ある日 駅前の雑踏でサイファーに交じる君を見た
目深にかぶった毛糸の帽子
なんだか少し恥ずかしそうにしてた
天理教のおじさん馬鹿デカい声で
君たちのメッセージ 完膚なきまでに
蹴散らして夜のしじまへと消えて行った
服を選ぶより簡単にキャラクターは変えられるけど
だいたい後悔するから
昨日のままの君でいい
ときどき誰かになりたくて
で結局誰にもなれなくて
だいたい後悔するから
昨日のままの僕でいい
【君の家の犬の瞳に恋してる】
お前を嫁に貰う前に絶対伝えなあかんこと
かなりきびしい話にはなるが
出来る範囲で聞いてくれ
お金や病気や出自の話
そうゆう類いのことではなくて
駄目なら駄目とちゃんと伝えてほしい
性別の区切りを乗り越えて生物の倫理も飛び越えて
犬の顔した人しか僕は愛せない
君の鎖骨の窪みの中に小さな熱帯魚を泳がせて
犬の顔をそこに据えたい
君の家の犬の顔の体は君の君が好きさ
性格どうこう注文つけれるレベルの話じゃ全然ない
君の家のポチの顔の鼻のテカりが特に好きさ
君にポチの顔を付けたい
整形外科の先生にこないだ相談してみたら
やれん事もなくはないと云ってたよ
愛のままに我がままに
犬の顔だけ傷つけないで
ポチと君を合体させたい
君の家の犬の顔の体は君の君が好きさ
性格どうこう注文つけれる身分の話じゃ全然ない
君の家のポチの顔の濡れた鼻が特に好きさ
ポチと君を合体させたい
私には愛する犬の顔が有るから
すべては心の決めたままに
Can’t Take My Eyes Of Your Dog
余った君の顔とポチの余った体をひっつけて
毎日散歩に連れて行きたい
【けんかはやめにしよう】
ケンカは辞めにしょう
貧乏な僕たちは
ケンカは辞めにしょう
無駄に切った貼ったと喚くのは
ほら見えるだろ 石垣の向こうの世界が
ほら食べてるだろ 大トロのいいとこばかりを
疲れ果てた僕らマグロのすき身だけ食べてるよ
ケンカは辞めにしょう
貧乏な僕たちは
ケンカは辞めにしょう
無駄に切った貼ったと喚くのは
【コーヒーブルース】
コーヒー屋へ行かなくちゃ
南半球の奴隷が作ったコーヒーを百円で売る
セブンイレブンへ
あの娘に逢いに
安いコーヒーを少しばかり
いい娘だな
本当にええ娘やな
紙コップをおねがい
南半球の奴隷から
最後の一滴まで彼りとった
安いコーヒーを少しばかり
【サンデードライブ】
父親ぶって「出掛けよう」なんて
バッとしない曇り空
ラジオの交通情報
「この先5キロの渋滞だってさ」
大した話題もなくて
窓の外ばかり眺めている
次のサービスエリアで少し休もうかな
GO DIE GO 僕らいつか死ぬ
美しい名前もやがて消えるだろう
GO DIE GO 君だっていつか死ぬ
生きる虚しさも懐かしく変わる
トンネル抜けたら海辺の町が
なんだかやる気のない
シーンに腰を下ろして
ぬるくなったジュースを飲んでいる
こんな端た金払っただけで
父親ぶってごめんな
少し遠回りして帰ろう
GO DIE GO 僕らいつか死ぬ
美しい名前もやがて消えるだろう
GO DIE GO 君だっていつか死ぬ
生きる虚しさも懐かしく変わる
橙に染まって沈む週末
バックシートの薄い寝息を聞きながら
テールランプが過ぎるのを見ている
【自転車操業の唄】
あっちで借りてこっちで返す
アコムオリコアットローン
ほんでそっちの利息はといちで借りる
アコムオリコアットローン
甥の入学祝いは実家に頼む
アコムオリコアットローン
また今月は足りない借りねばならぬ
アコムオリコアットローン
真夜中のストレイシープ達が
お自動さんに手を合わす
毎日毎日コンビニで
弁当買うて喰うてたら破産した
アコムオリコアットローン
【自分天国】
おいで自分
暗い目をして自分
拗ねていないで自分
走り出そうぜ自分
おいで自分
暗い目をして自分
拗ねていないで自分
走り出そうぜ自分
俺の汗が染み込んだタオル
6万円でメルカリに出す
6万円で自分で買って
悲しいけれど全部自分だよ
自分を探して
存在もとめて
ちょうだい
俺の贈った銀のロケット
4208円でヤフオクに出てる
4210円で落札したら
夜風に吹かれて飛ばすぜ!
ハイウェイ!
オールナイトのステージ!
自分自分自分
自分を食べると
頭頭頭 頭がなくなる
サーサー自分で頭を探そう
悲しいけれど全部自分だよ
自分を探して 存在もとめて
自分を探して 存在もとめて
自分を探して 存在もとめて
ちょうだい
【対バン】
東京から来たバンドやからゆうて
そんなにオモロいっていういう事もない
ビビるな ビビるな カニコーセン
相手は20代の男の子
ビビるな ビビるな カニコーセン
相手は一回り下の男の子
東京から来たバンドやからゆうて
めちゃめちゃイケてるっていう事もない
負けるな 負けるな カニコーセン
相手は20代の男の子
負けるな 負けるな カニコーセン
相手は一回り下の男の子
【天国のエスカレーター】
仕事やめよかどうしよか
行き交う人混み 鳩の群れ
仕事やめよかどうしよか
明日が来なけりゃいいのにな
頽れた緩い風
真っ赤に爛れた空
カラスかぁかぁ泣いている
今すぐ死にたい
そして空へ 空へと伸びる
エスカレーターに乗って旅に出たい
昨日敗れた狼が今日はマットで血を流し
明日に向かって立ち上がる
そうゆうテレビを眺めてる
仰け反るビルの壁
真っ白にふやけた雲
山鳩ほうほう泣いている
今すぐ死にたい
そして空へ 空へと伸びる
エスカレーターに乗って旅に出たい
【どこでもディスコ】
何もない町 ひとりぼっち
ディスコもない カフェもない町
自販機でビール ひとりきりのパーティ
ユーチューブそしてイヤホンがあれば
道端がディスコ 公園がディスコ
改札出たなら独り盛り上がろう
月曜の夜も木曜の夜も
毎日毎晩サタデーフィーバーナイト
今夜サルサ 明日はボサノバ
かけてよDJ 世界の音楽
勇気出して踊れば天国
知らない人達こっちを見ている
頑張ってディスコ 飽きるまでディスコ
構わず踊ろう 独り盛り上がろう
月曜の夜も木曜の夜も
毎日毎晩サタデーフィーバーナイト
道端がディスコ 公園がディスコ
構わず踊ろう 独り盛り上がろう
月曜の夜も木曜の夜も
毎日毎晩サタデーフィーバーナイト
【ナチュラルフォーク】
ああ 吊革を握りしめて
深く項垂れてる
沈み行くバイオリズム
膿んだ目で宙を観てる
ああ 意味も無く強く咳払う
小さく身悶える
浮かばれぬバイオグラフ
西日に黒く焼き消される
目一杯握りしめて腕を振ってみたが
見事な
虹の様な弧を形どって
情けなく地べたに転がったのさ
ナチュラルフォーク
昔にもあったような
期待した真直ぐさは
何処にも届かないまま
だらしなく堕ちる
目一杯握りしめて腕を振ってみたが
虹の様な弧を形どって
情けなく地べたに転がったのさ
【Neurotic song】
この悲しみはなんだろう
この悲しみは何処から来るのか
わからない
胸の奥が
苦しくて辛くてたまらない
この寂しさはなんだろう
この寂しさは誰にでもあるのか
どこまでもつづく轍
埋めても埋めても
ふさがらない
あれはいつか見た夜の桜
果てしない暗間を白く染めて
懐かしさで全部焼き付いたまま
いつまでも胸から離れない
愛する人にこの気持ちを
わかって欲しかった 誰よりも
愛する人にこの気持ちを
わかって欲しかった 誰よりも
【浜辺のくらし】
市場の裏に捨てられたかたちのわるい魚を
リアカーにつめて持ち帰り油で揚げて売る
網元の息子がやって来て働くぼくをからかう
みなしごの友達バケツを持って魚を捨ってる
漁師ばかりのこの村じゃ勉強は役に立たない
朝から晩まで魚ばかり学校に行けないぼく
沖に浮かぷイカダを静かに揺らす風
知らない漢字を覚えた日 夕陽がきれく見えた
夕方で仕事を終わらせて夜間学校に通いだす
みなしこの友達 拾った本を浜辺で読んでいる
夜間中学から飛び級でカーネギーメロン大学
知らぬ間に月日は流れ行きNASAで働くぼく
しばらくぶりに故郷の浜辺をひとり歩く朝
みなしごの友達うつむいて浜辺にしゃがみこみ
砂に指でかいた文字を波がさらう
円周率最後の数字が海の彼方へ消えた
市場の裏に捨てられたかたちのわるい魚を
くわえた野良猫が道端に集まって囲基を打つ
【播州平野に黄砂が降る】
製鉄所の煙突は粉塵をまき散らして
ガンメタリックな空の下
砂利運搬車が揺れている
国道沿いの風景は中古車販売の輩が
錆びた鉄パイプ振り回し
朝からヨサコイの節回し
播州平野に黄砂がふる
降らへんか
あやっぱ降るか
どっちでもええか
百均が捻じ込まれた
諦めムードの空き店舗
シャッター通りのマネキンが目線を来世に向けている
国道沿いのシネコンはどデカい映画空回し
どてらいバーガー店の波
安直な和解で受け入れた
播州平野に黄砂が降る
降らへんか
あやっぱ降るか
どっちでもええか
降らへんか
あやっぱ降るか
どっちでもええわ
【日傘のおばちゃん】
人間は平等に生まれて
性格や容姿や親の仕事で別けられて
太陽を浴びる時間や配られる飴玉の数が
大幅に削られる人も居る
ありがたい巻物が郵便受けに入ってる
隣りの団地のおばちゃん日傘で歩き回ってる
三百年後の世界はお花畑が広がって
顔に泥を塗り合ったり
腹踊りで騒いだり
人間は平等に生まれて
王様や奴隷や奴隷商人に別けられて
テレビを観られる時間や与えられる服の材質が
大幅に削られる人も居る
三百年後の世界 隣りの団地のおばちゃん
日傘で歩き回ってる
郵便受けに入ってく
郵便受けを覗くとお花畑が広がって
おばちゃん歩き回ってる
日傘で歩き回ってる
人間は平等に生まれて
【ホットライン】
雨に濡れて一人歩く おセンチな帰りの道
ベッドタウンの夜は更けて
ヘッドライトは通り過ぎる
ふりだしの在処を探して 人の臭いを思って
憂鬱は僕の肩を抱いて
牛蛙が遠くに鳴いて
喉元を過ぎるのを待つしかないか
熱りが冷めるのを待つしかないか
あなたの声を聞いて涙が止まらなくなった
そう云う事ってほんとにあるんだな
あなたの声を聞いて止まらなくなった
恥ずかしいけれどほんとの話だよ
心配事って無くならへんのかな
また道問違えて今日に戻るんかな
あなたの声を聞いて涙が止まらなくなった
そう云う事ってほんとにあるんだな
あなたの声を聞いて涙が止まらなくなった
恥ずかしいけれどほんとの話だよ
【目黒川】
去年のいつだかベランダの
プランターに植えた ゴッホの耳
小さな芽が出て 花吹雪
街を横たう 白い川
アメ村 ホワイティ DDハウス
ドトールコーヒーでお茶飲んで
ひらひら風におよいでる
君の肩に 白い耳
ガードレールに転がった
三島由紀夫の首根っこ
赤い木の実をみのらせて
夜明けの風をほどいてる
お台場 目黒川 ヴィーナスフォート
CAFE de CRIEでお茶飲んで
ゆらゆら街を歩いている
足元に 白い首
【やぎあきこのおまんこふやけるまでしゃぶりたい】
君が生きるのに疲れて死にそうな気分なら
秘密の呪文教えてあげるよ これで大丈夫
やぎあきこのおまんこふやけるまでしゃぶりたい
会社の上司に怒られ同僚にバカにされ
いいことなくてもイッツオーライ
なんだかこころ軽くなる
やぎあきこのおまんこふやけるまでしゃぶりたい
犬の糞ぐっと踏んだかも
弁当ちょっと腐ってるよ
この世で罪を重ねた極悪なやくざでも
唱えれば極楽浄士 なんて便利なキーワード
やぎあきこのおまんこふやけるまでしゃぶりたい
【酔いが醒めたらうちに帰ろう】
かんのこ担いで町をのたうつ
酔いが醒めたらウチに帰ろう
サイケな油ドブ河に滲む
酔いが醒めたらウチに帰ろう
サラ金のネオンが足元を照らす
酔いが醒めたらウチに帰ろう
寂しさだけが頭をもたげる
酔いが醒めたらウチに帰ろう
夜の向こうには何もありゃしない
僕らは何処へも向っちゃいない
オレンジの吉野屋のただ看板眩しく光ってた
カラスは鳴いて電車が動き出す
酔いが醒めたらウチに帰ろう
煙草をふかして欠伸をひとつ
酔いが醒めたらウチに帰ろう
【ラフマニノフ】
ちっちゃな頃からピアノを習うて
親父に靴べらでしごかれる
強制ギブスをはめられて
風呂場で革ベルトでしばかられる
ラフマニノフ ラフマニノフ弾くため
精神年齢小学生のまま
ラフマニノフ ラフマニノフ弾くため
青春あばよと風呂場で泣いた
時は過ぎて 河は流れて
どんぶらこどんぶらこ
忘れた頃にのしかかる 親父の亡霊
ラフマニノフ ラフマニノフ弾くため
精神病院タライ回しされた
ラフマニノフ ラフマニノフ弾くため
青春あばよと風呂場で泣いた
【レジの女の子】
おめめがクリクリ可愛い
レジの女の子
処女かな?どうかな?
わしには関係ないかな
おててが白くて可愛い
レジの女の子
彼氏は居るかな?
わしには関係ないかな
マスクをいつでもかけてる
レジの女の子
風邪気味なのかな?
アレルギー酷い娘なのかな?
店長と名札の名字が同じ女の子
兄妹?奥さん?
ふたりの関係なにかな?
若くて物腰やらかい
店長
どうやら夫婦でコンビニ経営らしいわ
おめめがクリクリ可愛い
レジの女の子
処女とかどうとか
そうゆう問題じゃなかった
以上っす。
全曲、確認しながら打ってたら(コピペしてただけやけど)、
なんだか泣けてきました。
この人、ほんま天才や!!
明日がますます楽しみになりました。
皆さん、歌いまくりましょう!
よろしくお願いします。