橋の下世界音楽祭2024③(20240915)。
ようやく、橋の下世界音楽祭2024、
最終日のご報告です。
行く途中、矢作川で鮎釣りしてる人がいた。
こんな町中でも釣れるんやねえ。
と、のんびりしてる場合やなかった!
この日は、目覚ましの時間に起きるも二度寝してまって、
OKIさんのライブにギリギリだったんだった!
案の定、会場着く頃には、OKIさんのステージ、終了時刻。
ああ!観逃してしもた〜〜!
まあ、昨日夜中まで楽しかったんで、仕方ない。
むちゃくちゃ蒸し暑い中、
小走りに自在ステージに向かうと、
梅津和時さんと多田葉子さんの烏賊様DUOが
練り歩きながら入場するとこやった。
良かった!こっちは間に合った!
ステージに上がっての一曲目は、ウクライナの曲。
こんな奥の深い音楽、サックス二人だけで、できるもんなんやなー。
そして、パレスチナの曲を知らないということで、
ユダヤの祝祭音楽、結婚式の歌らしい。
クレズマーなのかな?
世界から一日も早く戦争がなくなって、
幸せな音楽で満たされますように!
そして「東北」。
ああ、なんかお二人の思いが、すごく感じられて、
それはワシが思ってるものと交わるところが多くて、
涙が出そうになる。
世界的にも珍しいらしいバスクラ2本で、「お化けのチューバ」。
関島さんを偲んでらしいです。
生きてる!っちゅーねん!
昨日、レインボーヒルで拝見したっちゅうねん!(笑)
おお!多田葉子さんの咆哮!初めて観るなあ。
橋の下やし、ミチロウさんが憑依したんかもな。
それは、全然ありえることやと思う。
そして、練り歩き!やあー!ええなあ!
楽しいなあ。
烏賊様DUO、と言うか梅津さんも多田さんも、
橋の下初参加やったみたいやけど、
この二人がここにいることが、
すごく自然に思えた。
お話はできなかったけど、
またここでお会いできますように!
草原ステージに走って、HOU&marrron trio。
柔らかく優しい民謡にジャズっぽい伴奏が、
たいへんクールでございました。
スカ民謡、かっけーやん!
歌ってないと、ルーツスカみたいにも思えるんやけど、
それに自然に民謡が乗っかってる。
民謡が、こんなふうにいろいろ発展していくのは、
ほんまにおもろいと思う。
そして、来るたびに、そういう発見のある、
この祭りは、ほんまにすごいと思う。
急いで自在ステージに戻って、
すげえ楽しみにしてたバラズミ!(バラッドショットさん&AZUMIさん)。
いきなりズシン!と、お腹の底に響く重低音。
ベースいてはらへんのに、不思議やなあ。
もう今どき珍しいくらいの男臭い音楽、惚れますわ〜。
やっぱりこのステージでも、ミチロウさんを、感じる。
たぶん、ミチロウさん、自在ステージに降りて来はったんちゃうやろか。
「働き過ぎの怠け者、正直もののいかさま師…」、
歌詞が素晴らしい「激しい雨」は、
ディランとは似ても似つかんけど、
めちゃくちゃカッコ良かった。
おおお!「メシ食わせろ」ミチロウさん!
やっぱりここにいてはる!
からの「何も考えない」。
アベノボルさんも来てはったか!
AZUMIさんの別タイプのイタコ芸か。
AZUMIさんギターソロ爆発!
かっちょ良過ぎ!
バラッドショットとAZUMIさんの出会いの曲がラスト。
アズミさん「馬鹿野郎」連呼の曲、
題名、なんやったっけ?
馬鹿野郎って言葉で涙が出るとは。
ほんまに、こんなに愛に溢れた馬鹿野郎、
他では聴いたことないと思う。
ROOTSREDEEM、知らんバンドやけど、
「シャーマンミュージック」という言葉に惹かれる。
ダンサブル!すげえグルーヴあるリズム。
そこに伝統的な笛っぽいのが、絡んでいく。
韓国にも、こんな音楽やってる人がおるんやなあと、
嬉しくなる。
トラディッショナルトランスって感じか。
この日は、草原ステージと自在ステージを行ったり来たり。
沖縄のALKASILKA。
久しぶりに観たけど、記憶より遥かに、超速のパンク!
アコーディオンがすげえ効いてる!
決定的な色付けをしてる。
ただのパンクやないのが、嬉しい。
なんかすごい熱気やったんで、少し離れて観てたけど、
若い人たちが、こういうメッセージを発しながら、
こんな音楽をやってることが、嬉しくなる。
戦争で大変な思いをした自分のおばあさんへの歌が「鳳仙花」。
ベースに「てぃんさぐぬ花」で歌われた内容があるんやろうなー。
自分たちに自然な形で、大切なものを引き継いで行く。
チラッと「ニューヨークの夢」混じったかな?
なんかいろいろ「キュンポイント」があるバンドですわ。
OBSG(オバンシングァ)は、Ssing Ssingの、
元メンバーのバンドってことで期待してた。
期待通りのヘンテコリン・ダンス、ミュージック!
歌もコスチュームも動きもヘンテコ過ぎ!好き!
韓国では無形文化財に指定されてる民謡の歌い手さんがメンバーらしいけど、
民謡の枠には収まらん、なんでも来い!な音楽で、
クオリティ、めちゃくちゃ高くて、
しかも、なんやおもろい。
韓国でも、日本でも、こういう民謡を発展させて、
今の時代にアジャストさせていく、
クオリティ高い音楽が、出て来てるんが、
むっちゃ嬉しい。
薄っぺらい「民謡ロック」とかじゃなくてね。
おお!日本語が聴こえて来た!
「真っ赤な太陽」!ええ選曲やー!
すっかり橋の下の顔、「南部式」!
話もおもろいし、音楽もやっぱり楽しい!
GIANT STEPSの蛇踊りも始まった。
ほんま楽しいー!
伝統とパンクな気持ちとが重なって、交わって、
今の時代に楽しめる新しいもんを作ってる。
ほんま最高!
ゴッタンのこのビートって、
なんかワシらの本能に訴えかけてくる気がする。
ほんで、歌詞のメッセージは、
小さな毎日の生活から世間を見つめてて、
大衆歌の本質って、こうやって、
世間を揶揄しながら、笑い飛ばして、
苦しい生活を乗り越えていくことなんやろなー、思う。
せやけど、なんで、仁太さんの股間の息子さんが元気なことを、
みんなで喜ばんとあかんねん!
まあ、ほんまにお元気良かったね(笑)
このタイミングで奥さんまで登場するとは(笑)
おお!ゲストにHOUさん。
「おっぱいのHOUちゃん!」なんて紹介や(笑)
会社員やったら、厳罰やで!
HOUさん、笑いながら登場して、
ラストの曲は「ナビゲーター」。
妖怪魑魅魍魎、踊り出す。
なんか訳もなく「こういうことや!」と納得してまう。
GEZAN、すげえ人!
音もさらに進化した感じがする。
パンクが根っこにあるんはあるんやけど、
なんや宇宙的な大きさが加わったような。
ベースのグルグル回る感じごすごい!
マヒトさんの声は、変わってるんやけど、変ではないなー。
自然に耳に入ってくるし、言葉がちゃんと届く。
GEZANは、どこか破壊的で破滅的なのに、美しい。
まだまだ、今がピークやない。
もっと、先の先までいってほしいバンドやなあ、思った。
破壊的で、破滅的で、美しいまま。
橋の下、最終日の夕焼け。
毎年、この風景見ると、切なくなる。
聴こえてるのはthe原爆オナニーズ、
ある意味、切な過ぎる風景やなあ。
the原爆オナニーズ、相変わらず、真っ直ぐにパンクで潔し。
けど、すげえ音圧、すげえ数の観衆、すげえテンションで、
近くに行く勇気なし。
おっちゃんは若いやつに任せた!
ああ!モッシュとか、久しぶりに見たなー。
やはりステージ近づかんで良かった〜〜!
一回転けたら、大変になりそうな、
エネルギッシュなステージ&観客でございました。
逃げ込むように、自在ステージのタテタカコさんに。
ああ、素晴らしい。
ちょうど夕暮れどきにタテタカコさん、
このタイムテーブル作った人に心から感謝。
タテさんの音楽は、限りなくきれいやけど、
タテさん自身は、きれいにしようとか、
どうやったらもっときれいになるか、
などは考えてない気がする。
どれだけ自分自身に正直になれるか、
それだけを考えてるのではないだろうか。
だから余計に邪さのない美しさに到達してるのかもしれない。
観衆には、友部正人さんや、ガチャピンさんや、山本久土さんも、
いてはった。
大ベテランたちの耳も惹きつけるタテさん、ほんま素晴らしい。
ようやく、なんだか気持ちが落ち着いて来た気がする。
タテさん、ありがとうございます!
本丸で、初めて観る韓国のWindy City。
ファンキーで、ちょっとレゲエっぽくもあって、
カッコええけど、ちょっと疲れて来たようだ。
ちょい外側でぼーっと聴かせていただいた。
あと少ししかないであろう体力は、
切腹ピストルズと亀島楽隊に、残しておかんと、やな。
その切腹ピストルズ、もう何がなんやら。
ものすごいことになってるやん!
めちゃくちゃ近づかんと、ステージ見えそうにないし、
その辺は、テンションマックスの人々で埋まってて、
もう恐ろしいんで、
ステージがほのかに感じられる土手で座って、
主に笛、太鼓、鉦を楽しむことにしましょう。
それが、オーバー還暦の切腹ピストルズの楽しみ方として、正しいでしょう。
とか言いつつ、そのリズムに合わせて、
なんだか体が揺れるのは、
ヤマトで生まれ育ったもんの運命でしょうか。
それとも人間が元々持ってる本能なんでしょうか。
ああ、歪んだギターが、ただの祭りやないことを思い出さす。
やっぱりこれもパンクや。
周り見回すと、けっこう知り合いが、、。
やはり同じ年代の方は、
同じようなこと考えるもんなんやな(笑)
最後、「ちょっとは味わっておくか」と、
ステージ近く行ったら、すごい音圧!
これは、みんな狂うはずやなあ!
もちろんラストは、亀島楽団。
切腹ピストルズから櫓に向かう人見ると、
シャワー浴びたみたいに汗だくの人多し。
すげえわ!みんな踊りまくってたんやろな。
なんとかラストの亀島楽隊まで辿り着いた!
しかし、踊る体力は、もうない。
テーブル席で座って楽しみますわ!
けど、ああ!ほんま体が疼く!
心は踊りまくってる。
しかし丸三日目、朝から晩までの野外、
体は疲れ果てている。
若者たちは、最後のエネルギーを踊りにぶつけている。
ワシは最後のエネルギーを、座って見届けることにぶつけている。
残ったエネルギーを全部使っているという意味では、同じだ!
歳をとると、言い訳だけは上手くなるなあ。
ちょっとステージに近寄ってみると、
知久寿焼さんと中川樹海さんに会う。
今回は出演されてなかったけど、
神戸のライブの後に寄られたらしい。
次回は是非!
最後頑張って、一周だけ踊りながら回ってみる。
転けそうで怖かったけど、やっぱり中に入らんと、
わからん一体感あるなあ。
おお!やっぱり回ってみるもんやな!
この日もタケちゃんに会えた。
昔はカメラ向けると、めっちゃ嬉しそうに、
上半身裸になって、
腕立てやり始めたり、
タトゥーを見せて「撮って撮って!」とか、
ゆーてたなあ。
今年は、優しい笑顔で、Vサイン。
「タケちゃんも大人になったんやー」
思って、なんか感慨深かった。
ちょっと寂しくもあったけどね。
また次回も、会えますように!
タケちゃんが筆頭かもしれけど、
橋の下でしか会えなくて、
橋の下で、すげえ会いたい人が、
何人もいる。
ああ、今年も終わってしまう。
「やっぱりもっと体力つけんとなあ」と、
橋の下来るたびに思う。
まあ、結局何もしないまま、
次の年になってしまうんやけどね。
最後、愛樹さんからの注意、
終わった後、トイレに駆け込む人が多いらしく、
昨年は、コンクリートの上にう◯こがあったらしい。
「気持ちはわかるけど、できれば、草の上で」と(笑)
せやなあ、草の上やと、土に帰ってくれるもんなあ。
終わってからフラフラ歩いてると、
あれ?SUeの直ちゃんと旦那さんが飲み屋にいてはる。
客でよう子ちゃんおる。
なんだか座って話し込んでしまう。
コーヒー焼酎がめっちゃ美味い!
そこにたんぼちゃんも来て、
バラズミの素晴らしさを熱く語り合った、
という話は、後日、AZUMIさんに聞くまで、
ワシは忘れてたのでございました。
けど、このお店の中に、橋の下のキャスティングをいろいろやってはる
根木さんもいてはったので、
「毎年ありがとうございます!」とお礼をゆーて帰ったことは、
覚えてたなあ。
なんだかんだゆーても、けっこう早く寝たので、
翌朝は、チェックアウトタイムよりかなり早く目が覚めた。
ゆっくりモーニング食べて、名古屋駅に向かう。
地下鉄の車内吊り。
ぼーっと見てたんで、
「なんで名護の飯が、そんなに注目されてるんやろ?」思ったら、
名古屋メシの略か。
「や」一文字くらい入れたれや。
しめめしきしめん。
お!早口言葉みたいなん、できてもた。
名古屋での最後の飯は新幹線のホームで食うきしめん。
このホームのきしめんが好きで、
会社員時代も東京出張の帰り、
指定席で座ってても、名古屋で降りて、
きしめん食って、その後は自由席で帰ったりしてたなあ。
今回は、季節感を重視してきのこきしめん。
この日は、疲れてたけど、体調不良は感じず、
昼過ぎ家に帰って、植物に水撒きして、
洗濯もせず、夕方眠りについた。
翌日の夕方くらいから咳が出始めて、数日後、熱が出たりして、
「感染症?」思って、ちょっと怖かったんやけど、
病院行くと、「肺は大丈夫なので感染症ではないでしょう」ということやった。
年取ると、熱中症が、数日後、発症するらいいので、それかも、やなあ。
毎年、体は衰えるもんなあ。
来年の橋の下のためには、本気で鍛え直さんとあかんかもなあ。