橋の下世界音楽祭2024②(20240914)。

橋の下世界音楽祭2024、二日目は、ちょい寝坊気味で、
会場着くと、オニちゃんのステージ、始まってた。
起き抜けのオニ&アッコ&龍成!

目が覚めきってないとこに優しい声、なんだかゆっくり体に音楽が入ってくる。
目覚めさせてくれる。

おお!石丸だいこさんも、登場!
優しいだけでは終わらんのが、さすがオニちゃん。

龍成のジャンベだけで出すのは、ほんま原始の叫びや!
そこからのフル楽器!
アッコちゃんのバイオリンが尖りまくってる!
なんかもうすげえわ!体が一気に起きた!

南部式の仁太さんまで飛び出した!
飴かなんか撒いてる。
水まで撒き出した。
朝からすごいなあ。

ラスト、オニちゃんの小中の同級生で、
ぬ組で頑張ってて、今年、天に帰ったというケイシュンくんへの歌。
存じ上げない方やけど、オニちゃんが、ここで歌ってること、喜んでるやろうなー。
トチったことも含めて(笑)

おお!あっちゃん、改造自転車で通りがかった!(笑)

オニちゃんで目が覚めたかと思ったけど、
演奏があまりに熱過ぎて、おまけに午前中から暑過ぎて、
なんだか、ぼーっとしてしまい、
しばらく木陰で小休止。

朝飯食うの忘れてたので、
スタッフに大人気で、今年から会場でも売り出したという
スタッフ用まかない弁当を頂く。
むちゃくちゃ美味いやんけ!

勘違いして、池間由子と無労村、
1時間早くステージに着いてまさしまった。
まあけどボーッとするにはええ時間やったかも。

うつらうつらしてると、池間さんの優しい声と、ゴリゴリの硬派の音が聴こえて来た。
この組み合わせが、ほんまに叫びたくなるほど、かっこええ。

優しいけど、色っぽい声、文学的とも思える歌詞、
リフレインのようなクセになるメロディ、
ジャズか?と思うようなカッコええ演奏、
最強やん!

ボンボンゆーてるぶっといベース、
ときどきキラキラと飛び込んでくるギター、
しっかり根っこを支えるドラム、
ほんまええ組み合わせ!

日陰には時折り、涼しい風が吹いてて、ほんま極楽ー。

客席にEttのさゆりちゃん。
出番ないのに客として来てました。
橋の下って、ほんま、そういう祭りやなあ。

そして、むっちゃ楽しみにしてた、
関西ではまだ未公開の、良元優作バンドセット。
大野さんとの共演は、むちゃくちゃ久しぶりに観るなあ。

ああ「キムおじさん」が沁みまくる!
アコーディオンが、ものすごく馴染んでて、
ないことがありえないような気がしてしまう。

服部さん、みしまさんのリズム隊が、ほんまに曲に寄り添ってて、
これは、優作くんが好きやないとできない演奏のような気がして、
「良元優作、愛されてるなー」ということが伝わって来て、ほんまに嬉しい。
今年は雨に祟られることもなく、
観客もいっぱいで、嬉しいー!

ところどころで子どもの声が聞こえて来て、
もうありえないくらい幸福な伴奏やなあ。
風が気持ちええ。頭上のターフが柔らかく揺らいでいる。
これも含めて、すべてが音楽や。

このステージは鳥取のヨシくんたちが作ったらしい。
ありがとう!!ヨシくんとその仲間!

大野さんのガイダが、めっちゃカッコええ!
なんだか、むっちゃ黒い音楽が始まって、
優作くんで、ここまで黒いのって、初めて聴く気がした。

「ペンノレ」にはガイダがめっちゃ合う!
荒れ狂う海に、飲み込まれそうな小さな、木の葉のような船が、
なのに力強く、意志を持って、波を超えて行く。

「負けへんで」で客席がすげえ盛り上がる!
ああめちゃくちゃ嬉しい!
このバンド、ほんまええ!

「春の虹」の大野さんのアコーディオンが、マジ気持ち良過ぎ!
「この曲聴いてる時のワシの気持ちってこーやったんや!」と、
アコーディオンがナゾってくれてるかのように、ワシの心にフィットした。

なんだか「ワシは、まだ良元優作を、知り尽くしてはなかった」、
と気づいてまう、すごい演奏やった。
まだまだ伸び代あるんや、この人。
まだまだ楽しませていただきます!

優作くんと被り気味やったけど、
急いで、草原ステージのジンタらムータに。
おお!ちょうど「平和に生きる権利」始まった!

むちゃくちゃカッコええ!
この歌にこんなにちんどんが合うんや!
大熊さんの元気そうな姿も嬉しい。

おお!ゲストで中西レモンさんが!これは嬉しい!!
「ファンク八木節」かっけー!観客、みんな踊り出す!
ワシもバテ気味やったこと忘れて踊り出す。

そして、御大、大工哲弘さん登場!
意外にも大工さんとジンタらムータ、初共演らしい。
大熊さんとは、いろいろやってはるから、てっきり。

「えんどうの花」。苗子さんも登場して、
ヒヤチカミを少し始めて「曲間違った」痴呆、地方公務員のダジャレ。
で「生活の柄」。
ああ!ほんまに大工さんの声+ちんどん、
相性が抜群!
ジンターナショナル、思い出して、なんかジワーと体が熱くなる。

御大に見惚れる川島くん。

改めて「ヒヤミカチ節」。
こんなゆっくりなヒヤミカチ、初めて聴いたかも。
その分、チューバとかクラリネットとか管楽器が効果的。

たまたま阿波踊りが出発する音聞こえてきて、
ジンタらムータ、少し応援演奏、からのクレズマーメドレー。
ああ、お祭り感、すげえなあ!
橋の下とジンタらムータ、想像通りの相性の良さ!
ほんま、また来てほしい。

本丸ステージで阿波踊り始めるやら、
その近くでは餅まきみたいなん始まるやら、
ほんまに会場はカオス!
いやあ、祭りやなあ!

下町ステージでのBLUE HERBの直前、
いきなりの大雨で、芝生の土手で聴いてた人たちが、
橋の下にどんどん寄って来てすごい人口密度。
しかも激しい声援。

ああ、なんか酸欠なって来た!
やばし!
おっちゃんは気圧されて、しばらく聴いて、寺尾紗穂さんに向かいました。

寺尾紗穂さん、流石に、ここには涼しい風が吹いてる気がする。
ああ、気持ち良し。
え!ゲストに歌島さん??
生では初めて!!ずっと観たいと思ってた方!
ああ、やっぱりおっちゃんはこっちが正解やったんや!
解けるみたいに、心が落ち着いて行く。

あれ?NHKの「Dearにっぽん」のテーマソング「魔法みたいに」で、
すごく柔らかいバスクラリネット聴こえて来た。
誰?と思ったら大熊ワタルさんや!
やっぱりええなあ。

次の曲ではノリパンの人がゲスト。次々ゲスト変わるくらい曲調違うけど、
全部が寺尾紗穂さんらしい。
自分の世界を持つって、こーゆーことなんやなー。
ノリパンの人のたなびくようなコーラスが、すごい奥行きを作る。
ほんま知らない歌を聴くたびに、寺尾紗穂さんが好きになってゆく。

客席では友部正人さんが、熱心に見守っていらっしゃった。
自分の出番の10分前に終了なのに、最後まで。
友部さん、あのお年でも、ほんまに熱心に音楽聴きはるなあ。
音楽への柔軟性がすごいんやろうなあ。
ほんで、なんかほんまにすごい祭りなんやろなあ。

その友部さんを観に本丸に向かうと、
おお!今年も会えたぜ!タケちゃん!!

友部さんと共演のバレーボールズは、
思いのほか、ゴリゴリにファンクで、意表突かれたけど、カッコよし!

友部さん、やっぱりもちろん、素晴らしい。
音、言葉、ひとつひとつが、宝石のように美しい。
若い人も、じっと友部さんを見つめてる。
溢れ出す宝石のような言葉を噛み締めているかのように。

「ブルース」を観客と歌う。
ワシも歌う。
幸せだ。
限りなく幸せだ。
ずっとこのままでいたい。

友部さんが「月が出ています」と言う。
ああ、友部さんは、そういうことを感じながら、
今歌ってはるんやな。
で、歌うのが「月の光」ってカッコよ過ぎ!

そして、あの娘たちが橋の下に初登場する。
みんなどんな気持ちで受け止めてくれるのか、
なんか参観日の父兄みたいな気持ちでドキドキする。
Colloidの登場でございます。
「あはひ」から、ぶちかまします。

素晴らしい!たくさんの人が娘たちを観てくれてる!
嬉しい!

どんどん前に人が来て、立って揺れ始める。
初めての人も多いはず!ああ、嬉しい!
こんな時間をずっと待っていた気がする。

けど、ワシは浮気してしまうのだ。
同じタイミングで中西レモン&いえずとバンド(すずめのティアーズinclusive)。
今回一番悩んだバッティングや。
うむむ、けど、去り難いほどのすごい歓声!
Colloid初めて観た人なのだろう、
「なんや心に来る。説明できないけど、この人たちの音楽、ズシンとくる」
ゆーてる人いてはった。ああ、嬉しい。

おおタカダアキコさんに加え、石丸だいこさんも出て来はった!
まだまだこれから盛り上がる!
けど、許せ!娘たち。
おっちゃんは涙を飲んで移動するぞ!

いえづとバンドもすげえ人!
民謡やけど、音もゴリゴリしてて、ある意味ロックっぽいし、
姿勢としてはバキバキのパンクやと思う。
民謡でハモるんやもんなあ。
ほんまにかっけーなー!

おっと通りすがりのおじいちゃん乱入!!
そのおじいちゃんが、うおおおお!すげえドラム叩き出した!
って、実は小芝居で、おじいちゃんは久下惠生さん。
すずめのティアーズの江州音頭ですげえドラム、叩きはった!
もう!やっぱりパンクですやん!
で、ほんまに一曲で退散しはった(笑)

なんかカッコええ!と思ったら、
ラストの北海盆唄でも、
ドラムの横からシンバル叩いたりしてはる。
いやあ愛すべきおじいちゃん!!

で、中西レモン&いえずとバンド(すずめのティアーズinclusive)の
橋の下世界音楽祭デビューも、
むちゃくちゃかっこよく、観客を湧かせたのでした!
レモンさんの話術も、ちゃんと受けてましたよ!

本丸ステージへの移動途中、藤島晃一と遭遇!

そして、本丸ステージでは、
うわ!さすがタートル!
観客、えぐいくらい集まってる!
で、すごいしまった音!
歓声が橋に反響して、なんかすごいことなってる!
怒涛や!
ワシは、飲み込まれて倒れそうな気がして、少し後ろから観ていた、

なので、状況よく分からんかったけど、
子どもたちが口上、述べてはる。
すげえなあ!こんな大観衆の前で。
そして観衆の反応も凄くて、気持ちいい一体感!

平家物語の冒頭部分、歌い込んだ曲、初めて聴くのかな?すげえぞ!
和だけど、間違いなくパンク。
ちゃんと地に足がついた、こういう音楽を好きになる人が、
もっともっと増えてほしいなー。

もうエネルギーが塊になって観客を襲って、
観客がそれ以上のエネルギーをステージに返して、
それでさらにすごいエネルギーを、、の拡大再生産!
こら、えらいことになりますわ。
竹舞さんの声も、さらに迫力が増してる!

ラストは静かに愛樹さんが歌い上げる。
これもええし、こうやないと終われないかも。

と思ったら、最後にやっぱり「この世讃歌」ぶちかます!
これはもう、なんと言うか「うねり」、やなー。

これも楽しみでした!絵師長屋で「0点」!
一度加古川で観てから好きになって、
めっちゃ観たかったんで、嬉しいっす!
メンバーはjaajaのゆうにゃんとリョウくん。

この肩の力の抜け切った感じ、ほんま好き。
童謡っぽいけど、詩はけっこう考えさせられたりもする。

ああ!これ聴きたかったー!
「アローンアゲイン」のbikkeさん訳!
このハモリが最高!優しいのに、厳しくて、なんか切ない。
0点は、平和で呑気でハッピーで、なんかワシが、
そう過ごしていきたいものだけで、できてる。

急遽、ア・カペラでハーモニーデュオ、こりゃまた気持ちええ!
ほんまに歌詞が面白いなあ。
ある意味、文学的で哲学的、それを童謡のようなメロディに載せるから、
小難しい印象は、全くない。
むしろひたすら気持ちいい。
楽しい。

時間変更で丸かぶりして、どっち行くか迷ったけど、
大阪で観られる確率の低い方ってことで藤島晃一さんを観に幻燈座に。
わわ!この後の妖怪絵巻の公演の列がもうできてる!
そっちも観たかったけど、こりゃ、諦めなしゃあない。
ゴトウイズミさん、すげえなあ。

そして、藤島晃一さん。
濃い!ぶっとい!カッコええ!!
弦切れて焦りはったけど、そのまま、むっちゃカッコええ演奏続けはる。
「フリージャズやで」とか言いながら。
あの低音、もうベースにしか聴こえんのやけど、
めっちゃカッコええ。
藤島さんのボトルネックは、ほんまなんぼ聴いてても飽きんなー。

ワシの横に小学校一年生くらいのかわいいモヒカンボーイがいた。
「ちょっとオシッコ」と中抜けしたけど、ちゃんと帰って来た。
後で聞くと、藤島さんの息子さんやったそうです。

アンチボ(ANTIBODIES)の踊りを観に行く。
トランスで最先端な感じあるけど、
なんとなく昔のテント芝居とか暗黒舞踊とかを、
今の時代にアップデートしたら、こんな感じなんかも、と思った。
目が離せなくなる怪しさが、どこかにある。
だから、最先端っぽいけど、この祭りにも馴染んでいるのかもしれない。

そして23時過ぎから、真夜中の平井正也さん、アンプラグド・ゲリラライブ、
始まりましたよ!

久しぶりやなあ。真っ直ぐ、純粋、明るく正しいロックンロール!
「ライブ観るのも楽しいけど、やるのは、やっぱり楽しいなあ!」
ワシには言えない名言やなあ。

アンチボで踊りまくってたという岡やん合流!
真夜中にこんな盛り上がり!
通り過ぎて帰る人も多い中、ほんまにこの音楽がええ、
思ってる人だけが集まってくるのがええなあ!

岡やんのおねだりで「どん底」。
タイムテーブルにないライブで、
むちゃくちゃ気持ちいい。
これが橋の下の本質かもなー、と思ったりする。

さあ、終わろおう!というとこで、
良元優作くん、通りかかる。
「もう終わるん?正也の曲、聴きたいわあ!」
ワシ、関係ないけど、
「じゃあ、引き換え条件で、優作くんも一曲」ゆーてみたら、
「わかった!やるわ」。
おお!普段ではありえない展開!!
タイムテーブルにない、夜中の対バン!

優作くんの「月と金星」皮切りに、また平井正也ライブ始まります。

ライブ後のアフタートークでは藤島晃一さんも合流。
ワシが帰ろうとするたびに誰かが来る橋の下真夜中パターンや!
ついつい酒が進む。
「今度こそ帰るぞ!」ってときに、
いきなりの大雨!
うわあ、また帰れん!
さわちゃんが「この雨2時20分には止むで」と詳細天気予報を調べてくれた。
ほんまにそれくらいの時間にピタッと止んだ。
「このタイミングしかない!」とワシはホテルに向かったが、
皆さん、どうしはったんかな?
まだゲリラライブあったんなら、悔しいなあ。

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