SNSの普及した今だと、もっとエグいことになってたかもしれない。BBBムービー「マミー」。

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けっこう話題になってる映画やったけど、
話題な分、混み気味で、公開から2ヶ月以上経って、ようやく観られた。

正直、この映画だけで「冤罪だ!」と言い切るだけの実感は持てなかったが、
少なくとも、あの時、マスコミの言うがままに、
みんな鵜呑みにしてしまってたんやな、とは思った。
ワシも当時はそう思ってた気がする。
そのことを、もう一度、一から検証してみなあかんのやないか、
それだけ、不確かな根拠の上に立っている有罪判決やなあ、とは思った。

「疑わしきは罰せず」というのが、有罪かどうかの原則やと思うんやけど、
注目の事件やから、犯人をあげなあかん検察に焦りもあって、
格好の人間がいたので、そこに決めてかかったのかもしれない。
もし冤罪なら、無実の人が、有罪にされるのは、
そういう背景があったのかもしれない。

大本営発表を信じてしまい、犯人を決めてかかり、
排除しようとするのは、戦前から続く国民性みたいなものなのだろうか?
今のようにSNSが発達した社会やったら、
もっと大変なことになってたんかもしれない。

映画から離れるかもしれないけど、冤罪のときの「だったら真犯人は?」と言うのと、
野党が政策に納得いかないときに「だったら代案出せ」言うのは似てる気がするなあ。
真犯人も代案も次の段階の話やんか。
「今現在、間違ってる!」と言うことの、どこがあかんのやろう、とは思う。

映画としては少し情緒により過ぎてる気はした。
こういう事実を見つめ直そうとする映画で情緒に寄ってしまうと、
なんか、却って事実から遠ざかってしまう気がしてしまう。
真実に寄るべきとこを、情緒で包んで誤魔化そうとしてるように感じるのかもしれない。

そういう文脈で言うと、最後の監督の勇足は、何の意味もなく、
映画の信憑性を疑わせる行動に思えてしまった。

フライヤーや予告編に出てくる、
金網の向こうの花は、ようできた表現やと思う。

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