やっぱりヨルゴス・ランティモスは、天才過ぎて、ちょっとネジ切れてるんや、思います。BBBムービー「憐れみの3章」。
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あのヨルゴス・ランティモスの監督作品、しかも165分の長尺、
ってことで、なかなか勇気の出なかった「憐れみの3章」、
ようやく観てきました。
念の為、前後に他の映画の予定入れずに、これ一本に集中しました。

う〜〜む、やはり手強い。
こんだけ覚悟していったけど、
オムニバスの3話とも、設定も、展開も、結論も、よう分からん。
ほんまに狂ってる。
明らかに狂ってる第一話が、まだまともに思えてくるくらい、
他の2話が狂ってる。
でも、その狂ってることが、淡々と不通に描かれてるんで、
「もしかしたら狂ってるの、こっちなん?」と不安になったりもする。
で、こんなに難解やのに、なぜか一度も睡魔に襲われない、
不思議な映画でもありました。
尿意とはやや戦いましたが。
作者が何考えてるのか、さっぱり分からないけど、
ただ「変な映画を作ろう」という奇を衒ったものではなく、
「こういうものを作ろう」という確信に満ちた作品であることは分かりました。
「こういうもの」がどういうものなんかは、
やっぱり、さっぱり、分からんかったのですが。
好きとか嫌いとか超えて、
唯一無二で、映画好きな人間やったら、
避けては通れない映画、という気もするのでした。
は〜〜、厄介。
けどこれが映画賞獲ったり、評判になったりすると、
形だけ模倣した結果、奇を衒うことになってしまってる
志もセンスもない映画が、ボコボコ出てきそうな気がします。
それを観てしまって、イラっとする自分も想像できちゃいます。
3話とも主要登場人物、全く繋がりないのに、
同じ役者さんが登場してるのは、
手塚治虫先生スターシステムの応用か。
違うか。
あと、予告編で使われてる音楽、
好きな曲なんで、楽しみにしてたんですが、
オープにングに予告編より短いぐらい、使われてるだけで、
ちょっと残念でした。
他に使ってる音楽も良かったんですけどね。
この時間に耐えたことで、
「二つの季節しかない村」198分、
「ガザからの報告」205分に挑戦しようか、
思いましたけど、
流石にこれは尿意に負けそうやな~~。
「二つの季節しかない村」はストリーミング、
に流れて来そうな気がするなんで、
それまで待つか。
「ガザからの報告」は休憩ありなら、観に行くか、
と、思っております。
去年、ヨルゴス・ランティモスの長い映画、観る。
訳わからんと言えば、わからんのやけど、
なんか素通りできない引力のある強烈な映画でした。
この映画、観られたことで、
「では観ようか!」思った、
さらなる長編、
198分の「二つの季節しかない村」と205分の「ガザからの報告」は、
まだ観られてません。
「二つの季節しかない村」はアマプラで観られるみたいなんで、
気持ちに余裕のある時、挑戦しようかな。
(20251013記)

