社会や他の人との価値観の違いって問題は、世界共通のものなんやな。BBBムービー「ジョイランド わたしの願い」。
なかなか攻めたパキスタン映画でした。
パキスタンにも社会に出て、
働きたいと思ってる女性もいるんやなあ。
トランスジェンダーもいて、
苦しみながらも必死で生きてるんやなあ。
当たり前のことやけど、映像で観ると、
やはり実感が違う。

パキスタンでも社会も個人も、少しずつ変わっていく。
そのスピードは、もちろん人によって違う。
そして生きづらさを抱えてる当事者は、
当然、早い変化を求める。
だけど社会全体は、そんなに早くは変わらない。
つまり、軋轢が生まれる、
抑圧され切った社会だと、
好きに生きられる可能性を感じられなくて、
諦めて生きていくのかもしれないけど、
その可能性が少しでもあると感じると、
よけいに今まで当たり前のように思ってた箱が窮屈になってくるのかもな。
一人一人がその窮屈さを、どこかで感じながら、
生きてる家族。
一人一人、持ってる苦しみは違うけど、
それぞれが、それぞれの軋轢に苦しんでいる。
そのことは、よう描けてて、
考えさせられる映画ではあった。
けど、あの話は、一体ど〜なったんやろう?