もっくんは、歳とってもかっこいいね映画か。BBBムービー「海の沈黙」
※否定的な内容を含みます。
「美」に対する考え方は「その通りやなー」思うし、
そのために贋作者を主人公にするのも「アイデアやなー」思うものの。
主人公が出てくるまで、かなり時間かけて、
遠回りしつつ、外堀埋めて行く感じは、
ミステリーみたいで面白かった。
けど、主人公が出てくると、途端に、
「老いても、病気になっても、死んでも、
もっくんってかっこいいよね!」
というイメージビデオになってしまった気がした。
終わってから考えると、
ひとつひとつのエピソードが
「それまでの布石」と言うよりは、
もっくんがカッコよく見えるための小道具って気がして来て、
流れとして見ると「雑なストーリー」と、思えんこともなかった。
絵作りとかの工夫は感じるんやけど、
なんか映画というよりテレビドラマ的に思えるのは、
ストーリーの肝のところ、
全部、セリフと言うか、言葉で説明しちゃってるからかもしれない。
確か、石坂浩二さんともっくんと仲村トオルさんが、
同学年て設定やったと思うんやけど、
それは、なんぼなんでも、無理っぽくないかなあ?
実際、全然そうは見えなかったしな。
この映画、平日の昼間に観に行ったんやけど、
昼過ぎの上映回が満席に近くて、
その後の回に行くことにしたんやけど、
ワシが観たときは、それほど混んでなかった。
この差はなんやろ?
富良野塾の卒業生さんたちが団体で観にきてたんやろか。