カルトって、こうやって生まれて、広がるもんなのかもなあ。BBBムービー「クラブゼロ」。
※多少のネタバレあり。
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なんとも不気味なユーモアを感じる映画だった。
食事法というのは、他の例を見ても、
容易に原理主義的になりやすく、
「それが正しい」「それしか正しくない」と思い始めたら、
もうある意味、新興宗教になってしまうものなのかもしれんなあ。
それが「学校」という閉じられて世界なら、
なおさらなのかもしれない。
上流階級らしい、ちょっとかわいらしくさえある制服が、
なんかその画一化、マインドコントロールを象徴してるようで、
だんだん恐ろしくなってくる。
そして、こういうのを信じきってる人って、
自分たちは真実に気づいてて、
周りの人はマインドコントロールされてる
かわいそうな人たちって、思うんよね。
こないだのアメリカの大統領選でも、
トランプ支持の人たちが、口々に、
「民主党支持の人はマインドコントロールされてる」と
叫び声あげてたのと重なってくる。
で、映画観てるうちに、
「ほんまは、この少年少女の言ってることの方が
正しいんじゃないのか?」という気持ちが、
自分の中に湧いてくるのが、ほんまに怖かった

けど、この映画の怖いのは、
なぜ、この先生が、生徒たちをそっちに引っ張っていこうとするのか、
目的が見えて来ないことなのではないかな?
そっちに引っ張っていって、何があるのか?
先生がそれを考えてなさそうなので、
もしかしたら、先生自身も、
もっと大きな力に、操られてるのではないか、
と思ってしまう。
絵作り、音楽、それぞれにセンスがいいのも、
却って不気味やなあ。
三味線が、面白いんやけど、
実に不気味さを助長している。
けど、ワシは食事がない世界になんて、
絶対に行きたくないので、
この場所にいても、巻き込まれない自信だけはあるわなあ。
けど、あのシーンだけは直視できないぐらい気持ち悪かったわ。

