社会問題の日in京都③「To Active Youth 一途なおもい」@円山公園野外音楽堂。

みやこめっせの閉館後、向かったのは、円山公園野外音楽堂。

みやこめっせの話はこちら。

円山公園野外音楽堂に行くのって、いつ以来やろ?
もしかしたら学生時代以来かもしれんなあ。
なんか記憶では、円山公園内、池の横、長楽館の向かいくらいに
あった気がしてたけど、
円山公園から道路で少し南に下がったところやってんな。
人間の記憶って、あやふやなもんですわ。
ワシやからかもしれんですけどね。

今回のお目当ては、このフリーイベント。

けど、なんとなく頭の中では、
AZUMIさんと渋さ知らズのライブがあるってことだけが、
記憶されてた。

さわちゃんが撮ってくれた「おにぎり&おにぎり」。

12月の中旬、17時半からの野外イベントなんで、
それなりに寒さ対策してきたつもりやったけど、
思った以上に京都は冷えていた。
すかさず、豚汁を注文。
豚汁食いながら、野外のイベント、
しかも円山公園野外音楽堂って、
もう、ほんまに学生時代のまんまやんけ。
これはこれで、なんか懐かしい寒さかも。

まずは、瀬々敬久監督の「ある光」という短編映像の上映会。
これ、観たかったやつ!上映するって頭に入ってなかったんでラッキーや

うむ。さすがに瀬々監督。
いい映像だし、説得力もあるんやけど、
ワシ的には、なんとなく引っかかるところもあった。
ワシのような基本的に同じような考え方してる人間には、
この映像は、すごく響いてくる。
基本、この方向の考え方なんやけど、
まだ頭の中が整理できてない人の整理の役に立ったり、
同じ考えをしてる人たちが結束するツールになったりは、
するんやろうけど、
ちゃう考え方してる人、反対の考え方してる人を
こっちの考え方に引き込む力はあるんだろうか。
なんとなく「賢い奴らが、また俺たちのこと、置いてけぼりにして、
机上の空論の偉そうなことゆーてる」と思われたりするんやないだろうか。
アメリカでトランプが圧勝したのも、
高学歴リベラル層に置いてけぼりをくらった気持ちの人たちの、
「もう賢い奴らの話なんか聞かない。自分たちが良ければいい!」って
流れのような気が、最近してたので、
ちょっと、この賢げな組み立て方、言葉遣いが気になった。
最近の日本の流れも、同じ文脈じゃないのかなあ、と思ったりもしてるし。
いわゆる「ヤンキー化」現象だと思うんやけど、
その人たちに、こういう内容を伝えて、
納得させられる手段を、
考えていかなければならない気がした。
まあ、それはこの映像の問題というより、
これからの反対層への語り掛けをどうしていくか、
という問題かもしれないが。

おお!瀬々敬久監督、出てきはった!
映画は、いろいろ観てるけど、
ご本人、生で観るの、初めてやったので、
かなり嬉しかった。

こども演劇「 ひよこレッスン」。

こういうの観る機会あまりないから、なんか楽しい。
棒読みすら、かわいく思える。

ラップ、何歌ってるんかよー分かりませんでしたが、
「バックのサックス、かっちょええなー」
思ってたら、登敬三さんやったんか。
そら、かっこええはずですわ。

藤原辰史さんの「抵抗としての歴史」というお話も勉強になった。
歴史を見つめ、語り継ぐことが抵抗になる。
済州島四・三事件、光州事件に、
きちんと韓国の人たちが、向き合ってきたから、
こないだの戒厳令の素早い撤回に繋がった、という話が興味深かった。
韓国のひとたちは、戒厳令の怖さ、
それを権力が自分たちの意を通すために使うことを、
身に染みてよくわかってるんやろなあ。
それに比べて、上の人の言うことに靡いてしまう、日本の「お上体質」、
歴史の不都合なところはなかったことにしてしまう「水に流す」気質、
民主主義の成熟度で言うと、日本は韓国にだいぶリードされてる気がする。

ここからはライブコーナー。
YELLOW TERESAって知らんかったけど、
ギターは不破大輔さんやん!

AZUMIさん登場。
やった!そーかもなー、思ってたけど、
やっぱり「ハレルヤ」やりはった。
鈴木常吉さん訳の。
鈴木さんも一緒に出てはる気がする。

おお!立ち上がって、誰かが降りてきたぞ!
ヤクザのサダと兄貴か、
ズシンと沁みるやり取りしてくれて、
最後の「ハレルヤ」がじわーっと広がった。

この会場の、この流れで、
「ハレルヤ」一曲で勝負するAZUMIさん、
かっこええですわ。

あれ?今タイムテーブル見たら、
この後、麿赤兒さんのソロ舞踊になってる。
これ?ってことないと思うんやけど。

ちゃんと、タイムテーブル見ながら、観てれば良かった。

今月は、旧暦と新暦と同じ日付のはずやから、
この日は十六夜やったかな?
すごくええ月が出てた。
けど寒い。
豚汁に続いて、生姜湯で、熱補給。

ちょい笑える父娘の寸劇のあとは、渋さ知らズ!

寒さを吹き飛ばす熱さ!
ギター吉田省念くんなんや!
めっちゃかっこええ!
ワシも体動かそ、寒いし。

子どもが踊り出す。みんな立ち上がる。さすが!

これも後で知ったんやけど、ファッションショーも兼ねてたんやな。

終わってから、観客できてた、せい子ちゃんや下村よう子ちゃん、
アシッドマザーズ関連の方と撮影大会。
夜久くんも、観客で来てはったなあ。

デモ行進もちょっとだけ参加させてもらいました。
その後、列から離れて、反対側の歩道からデモ観てると、
なんか新鮮だったので、動画撮って、
Xに載せたら、ちょっとバズった。

もう体が冷えて仕方なかったので、
ワシは、近所の従兄弟がやってるバー倫敦亭に向かいました。

その途中の白川大和橋。

照明に照らされる紅葉、白川、十六夜の月。
腹立つくらい絵になるなあ。
もう降参するしかない気分でした。

倫敦亭について、しばらくは口も開きにくいくらい凍えてたんやけど、
従兄弟の英くんと話してるうちに楽しなって、
家族の話、親戚の話、昔の話、今の話、
次から次から話してるうちに、
気がつくと、京阪特急の最終の時間。
これ逃すと、大阪帰るの、すげえ時間かかるので、
慌てて帰りました。

これが、従兄弟の英くんです。
皆さん、ご贔屓に!

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