チェリーにしては、いろいろ余裕あるよな〜。BBBムービー「初めての女」。
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ワシはあんまり知らない人やったんやけど、
瀧井孝作さんという俳人&小説家の自伝を元にした映画らしい。

主演の髙橋雄祐さんが、瑞々しくて、表情がクルクル変化して、
文学者らしく繊細やけど、若者らしく一直線の怖いもの知らずなところもあって、
最後まで、気持ちよく観られた。
ちょっと照明が暗すぎて、
表情がわからないシーンがけっこうあったのが、
ちょっと残念ではあったが。
舞台がワシの好きな町、飛騨高山だったので、
「明治の末の飛騨高山って、こんな感じやったんか」思いながら、
美しい景色を観られたのも気持ちよかった。
恋も含め、ほんまに瀧井孝作さんは、
ここからスタートしはったんやなあ。
三味線の音も、その頃の色町の風情が感じられて良かったし、
BGMのギターの音も、弦が揺れるのまで感じられて心地よかった。
この頃の時代を舞台にしてて、音楽がギターって、
けっこう冒険のような気もするんやけど、違和感なく、
世界を広げていたのは「ええ腕してはるなあ」思った。
けど、あとから考えると、
お父さんの借金で、丁稚奉公出て、
どう見ても、まだ半人前やのに、
碧梧桐さんに俳句習ってたり、
ボロやけど俳句用の長屋に一人で住んでたり、
芸者に入れ上げたりって、
えらい余裕あるなあ。
チェリーやのに、年上の色っぽい女性、
乗り換えるんも、すごいし。
はは〜〜ん、自伝的私小説の映画化やけど、
だいぶ盛っどったんちゃうやろか。
と、考えてしまうのは、ワシの嫉妬か。
二人の女性が、瀧井孝作さんに優しすぎるなあ。
病気もあったんやろうけど、
自らスッと身を引いたり、
傷つけないよう、むちゃくちゃ気を使ってるようにも見えた。
瀧井孝作さん、むちゃくちゃ大事にされてるやん!
後には志賀直哉さんにも、むっちゃかわいがられたみたいやし、
実際の瀧井孝作さんも、この映画の役柄同様、
思わず、かまいたくなる愛らしい人やったんやろうなあ。

