すみません。なんだか古臭く感じてしまいました。BBBムービー「雪の花 ―ともに在りて―」。
※否定的な内容を含みます。
観終わってから友だちに教えてもらったんやけど、
黒澤明さんの撮影監督やった上田正治さんの遺作やったんやな。
確かに、どの絵も、力強くて、美しかった。
昔ながらの映画らしい絵作りで、そこは凄いなあ、とは思った。

けど、映画全体の印象で言うと、なんともツルンとした映画だった。
基本すごく、ええ話なんだが、
「いくつか困難があって、それが解決される」の繰り返し。
史実としては、もっとすげえ大きな困難やったんかもしれんが、
映画文法の段取りに落とし込まれてるので、
淡々と困難を消化してる、
消化されること前提の困難に思えて、
乗り越えた時の「やった感」が欠けてる気がしてしまう。
他も段取り、というかパターンの踏襲と思えることが多かった。
セリフも時代がかってて、嘘くさく聞こえるし、
せっかくの加古隆さんの美しい音楽も、
パターン通りの使い方なので、
なんか古臭く、聴こえてしまう。
スーパーも、狙いかもしれんけど、
フィルム時代のスーパーに見えてくる。
「2025年の映画」という感じがあった上での、
あのスーパーなら、効果あるのかもしれんけど、
今の状態やと、単に「古臭いなあ」と思ってしまった。
松坂桃李さんや役所広司さんの演技は良かったけど、
なんだか物足りない印象の残る映画でございました。

