思った以上に「沖縄映画」でした。BBBムービー「STEP OUT にーにーのニライカナイ」。
公式サイト
沖縄を舞台にした映画だけど「ダンスとか興味ないからなあ」
と躊躇してた。
けど、同時期に公開してる「366日」は、
興味ないどころか、苦手なラブストーリーやし、
映画の元になってる曲も好きになれなかったんで、
どっちを選ぶか、ゆーたら、こっちかな、
くらいの気持ちで、期待ハードル下げて、観に行ってみた。

それが功を奏したのか、思った以上に良くて、
キュンときてしまった。
沖縄をただのきれいなファンタジーっぽい島としてではなく、
リアルな人が住む場所として捉えてて、
若い人たちが抱える、鬱屈なんかも、
きちんと描いてるのがええなあ、思った。
出演者は、ほぼ沖縄出身で沖縄在住の人たちも多いみたいやし、
スタッフにも、沖縄の人がいてらっしゃるようで、
そのあたりが、リアルな沖縄が感じられる理由かもしれんなあ、思った。
主人公が、それこそ、沖縄に多い、母子の貧困家庭やもんな。
その辺りの描き方もリアルで、
妹の手を繋いで、どこにでも連れて行く兄の姿が、
いじらしくて、なんでもないシーンで泣きそうになった。
主なロケ地がコザの町なようで、
中央パークアベニューや、ゲート通り、
コザミュージックタウンとか出てくるたびに、
ワシの中のコザ愛が、ドクンドクン胸を鳴らした。
おまけにお母さんが昼間働いてるのが、
デイゴホテルやもんなあ。
ベッドメイクする部屋、ワシの泊まったことある部屋かも、
その部屋に仲間由紀恵さんが!
とか思ってドキドキしてしまった。
主人公の少年、あっさり系の顔してて、
一見、ウチナンチューっぽくないんやけど、
ワシの知り合いでも、あっさり系の顔してたやつが、
年齢を重ねるごとに、どんどん濃くなってきて、
中年になると、どっぷりウチナーヂュラ(沖縄顔)ってやつが、
何人もおるので、
「ああ、それ系なんやろな」と気にならずでした。
ダンスに関しては、やっぱりよくわからんのやけど、
少年がちょっとずつ上手くなってるのは、わかった。
けど、それって、ほんまはちゃんと踊れるってことやろうから、
逆に、下手に踊るのって、難しかったんやろな、思った。
その少年の表情が、すごく良かったなあ。
基本、中二くらいの少年なので、あの年頃の子らしく、
あまり感情を表情に出さないんやけど、
それでも、滲み出てしまう感情が、
ほどよく感じられて、一番ええ具合のところで、
画面に定着したんちゃうかな、思った。
ラストシーン、ある程度予想できたんやけど、
それでも、キュンとして泣きそうになったのは、
あの兄と妹、そしてお母さんの表情が、
すごく説得力を持ってたからやと思う。
ストリーミングに降りてきたら、
あのラストシーンのためだけに、
もう一度、この映画を観たいと思う。

