実話ベースの殺人逃避行カップル。BBBムービー「バッドランズ」。
※否定的な内容を含みます。
公式サイト
「天国の日々」の4Kリバイバルの関係か、
テレンス・マリック監督の長編デビュー作が、
日本初公開された。

実際の事件を元にした犯罪逃避行ものらしいんやけど、
映画全体、あまり起伏のない淡々としたリズムで、
いとも簡単に人を殺し過ぎる。
初めから最後まで、
ずっと、なんか喉の奥に苦いものが、
引っかかって、取れないような気分になってしまった。
実話ベースの殺人逃避行カップルというと、当然、
「俺たちに明日はない」のボニー&クライドを思い浮かべるけど、
あの映画のようなストーリーとしての面白さもなければ、
テルマ&ルイーズみたいな応援したく成る爽快感もない。
男は、考えなく人を殺して、馬鹿過ぎるし、
女は、あまりに主体性がなくて、感情すらないのか、
と思えてしまう。
そのわりには、マリンバで奏でられるテーマソングはすごくかわいい。
なので、この感情のない乾いた感じは、
「狙い」なのだなあ、と思うのだが、
そう思っても、口いっぱいに広がった嫌な苦さは、
少しも減らない。
これだけの殺人を、乾いた空気で描くスタッフに、
なんだか不信感さえ感じてしまった。

