三枝さんの足跡を辿る京都①「Anselm Kiefer: SOLARIS」@元離宮 二条城 二の丸御殿台所・御清所。

沖縄の三枝さんが先日、京都にいらっしゃってた。
ワシはお会いできなかったんやけど、
SNSに上がる投稿が、ことごとく、
ワシの行きたいもんばかりやったんで、
先週金曜、おっかけて、いろいろ行ってみた。
全部良かったっす。
まずは、Anselm Kieferの展覧会「SOLARIS」。

この展覧会、今日の日曜美術館でやったので、
その前に、予備知識なしで観ておこうと思って、
金曜日に出かけたのであった。

二条城の東大手門の装飾には、当時の職人の遊びなのか、
一羽だけ鳥が混じってる。
ワシは毎回、挨拶してから入る。
行かれる方、探してみてください。
門の右側の下の方です。

平日とは言え、やはり二条城は、すごく人が多い。
ほとんどがインバウンドの方かな?
けど、キーファーの展覧会に行く人は、
それほどいないみたいや。
良かった!
ザワザワした中で、観たくないもんなあ。

会場は、二の丸御殿台所・御清所。
たぶん、普段公開してないところ。
ここに入れるのも嬉しい。

ワシは、自分のペースで観て回りたい派なので、
普段、音声ガイダンスとかは、使わないのだが、
この日は、音声ガイダンス、田中泯さんがやってると聞いたので、
使わせてもらった。
普段使わないと、使い方わからなくて、手こずったけど、
いきなり、泯さんが「音声ガイダンスとかに頼らず、
自分の眼で感じて欲しいのだが、、」みたいなこと言ってて、
なんかホッとした。
そのスタンスでのガイドなら、安心だ。
泯さんの言葉を尊重して、全作品、観てからガイドを聴くようにした。
けど、二条城自体への入場料が800円。
キーファー展の入場料が2,200円。
音声ガイダンスが800円。
合計、3,800円。
ひー!かなりの出費!!

いきなり度肝を抜かれた。
でかい!重厚!なのに飛んでいきそうな気もする。

もう圧倒されまくる。
ひとつひとつの存在感がとてつもない。
マチエールもゴツゴツとしててすごくて、
絵画でありながら彫刻でもあるような気がする。
ひとつひとつ、ものすごく力強いのに、
うっとり眺めてしまうような美しさもある。
なぜ、矛盾せずにこんなことができるんやろう。

そして、やはり、この展覧会が、
普通の美術館とかが会場でなくて良かった!と思った。
このすごい作品たちに、存在感では負けてない建物の中で
観るからこその、面白みを感じる。
ふたつの歴史が重なり、ふたつの美的価値観が重なり、
新たな歴史と美しさを産み出している気がした。
二条城は、徳川家の城なので、
御用達の画家集団、二の丸御殿には、
狩野派の襖絵がずらりと並ぶ。
その狩野派の襖絵と、キーファーの共通点を感じたのも、
ここならではのことだったと思う。

まだ圧倒させ足りないのか!
この部屋に入ると、さらに息を呑んだ。
すごいスケールの作品。
これって、素材は船便か何かで運んで、
この場で組み立てたんやろうなあ。
スケールでかいのに、よう観ると、
隙間に黄金の蛇がいたり、
割れた土器みたいなものや、
ページを広げた本みたいなんがあったり、
細かいところまで、仕掛けがある。
ザクっと言うと、インスタレーションなんやろうけど、
ワシは、これはインスタレーションでも、彫刻でもなく、
やっぱり絵画なんやろな、と、なぜか思った。
二次元の絵画が、三次元に飛び出してきた、
なぜか、そんな気がした。

うむ。
本当に来て良かった。
三枝さん!ありがとうございます!!

どの部屋も、人はいたのだが、
少し待つと、人のいない写真が撮れるくらいの混み具合。
二条城でこんなこと、あまりないよな。

庭にも作品。
この角度から二の丸御殿を拝見できるのも嬉しい。

土間にも展示。
絵に貼り付けられた金箔が風にそよいでるのが印象的だった。
そんな弱めの貼り方なんや。

外から観える感じが、また面白い。

グッズ売り場が、テントで出てたんやけど、
やはり、どれも、かなりの高額。
もう既に3,800円使ってるしなあ。
今回は我慢!

帰り道には、「障壁画展示収蔵館」がある。
何度も前は通ってたんやけど、二条城に来ると、
大抵、中を歩き回ってヘトヘトになってるので、
いつも通り過ぎていた。
この日は、距離的にはそれほど歩いてなかったので、入ってみた。
入場料100円!
さっきまでの価格帯と比べると、すんげえお得感!

二条離宮の大広間の襖絵が、たぶん、
そのままの配置で展示されてる。
これは、ええなあ!
二の丸御殿の拝観と違って、近くまで寄れるので、
そのデカさとか絵の緻密さとかを、より感じられる。
今までも、頑張って、入っておくべきやったなあ。
春夏秋冬で、展示、変わるみたいなんで、
また来た時には、尋ねてみよう。

さっき感じたキーファーの作品と、
狩野派の金屏風との共通点をより感じられたのも良かった。

わりと人の少ないところで、ええもんを観たので、
この後、二の丸御殿に寄る気がせず、
次の目的地を目指すことに。

で、今日、番組「日曜美術館」を観た。
なるほどなあ、田中泯さんも言ってなかった、
いろんな話、キーファー自身の話も聴けて、良かった。

「これを踏まえて、もう一度」とは、思うのだが、
あの入場料がなあ、、。

昨年、キーファーの作品をモチーフにした、
ヴェンダースの映画、観てたんでした。
(20250701記)

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