ヴェンダースの面目躍如、芸術をモチーフにした芸術。BBBムービー「アンゼルム “傷ついた世界”の芸術家」。

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久しぶりに3D映画を観た。
これは3Dで観ないと、あかん映画やったと思った。
(高いけどね)

不可解で、巨大で、限りなく美しく、
ドイツの触れられたくない過去にも切り込んでいく、
偉大な巨匠、アンゼルム・キーファーをモチーフにした、
ヴェンダースの二次創作アートみたいな映画やった。

ある意味、プロモーションビデオのようでもあるが、
資するのが行政ではなく、芸術家個人なので、
あの映画のようなパブリシティ臭はしない。

映画にストーリーを求める人には観づらい映画だろうけど、
「映像作品」として観るなら、
モチーフも超一級品で、映像も超一級品の、
素晴らしいコラボレーションやと思った。

ヴェンダースが、まだまだ映像作家として、枯れてないことが確認できて、
嬉しかった。

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