承認欲求は、自分を飲み込んでしまう怪物なのかもしれない。BBBムービー「#スージー・サーチ」。

※ややネタバレあります。

公式サイト

観終わって「なるほど!もう一度観て確かめたい」とは、思うものの、
承認欲求って、自分の中にも、ないではなくて、
それのある自分のことを嫌悪してもいるので、
もう一度、付き合わされるのはごめんやなあ、
とも思ってしまう映画でありました。

きっと承認欲求ってのは、中毒性のあるもので、
「一度だけでいいから話題になってみたい」と思ってても、
その味を知ってしまうと、欲求は拡大して、
より強い刺激を求めてしまうものなのだろう。
一度、はまった轍から抜けるのは、
自分の力では無理なのかもしれない。

映画は、最後まで予想のつかない展開で、
エンターテイメントとしては、よくできてるのだが、
ワシは映画が終わった後の、主人公の境遇や気持ちが気になってしかたなかった。
結局、彼女に残ったものって、なんなのだ。
これだけ頭のいい彼女なのだから、
欲求が他に向かえば、もっと何かを成し遂げられたかもしれないのに。

ほんまに承認欲求てのは、
自分ではコントロールできない怪物なのかもしれない。

実際、多かれ少なかれ、
この主人公みたいに、「いいね!」や再生回数のバズりに、
囚われて、何が目的か、分からなくなっちゃってる人、
多いんやないかと思う。

ワシはその怪物に飲み込まれないようにしたいと映画観てて思った。
だから、この文章に一個も「いいね!」もらえなくても、全然気にしないぞ!
まあ、もらえたら、もらえたで嬉しいんやけどね。

飲み込まれかけてるやん!

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