健康に死ぬ。BBBムービー「ハッピー☆エンド」。
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「癌は最期の時間を、大事な人と迎えられる死に方」
という考えに衝撃を受けた。
誰もが必ず迎える「死」というものを、
「敗北」と捉える感じ、どうも、昔から違和感があった。
「死ぬまで健康に暮らす」
「体は病んでも、心は病まない」
「健康に死ぬ」なんか、すごく新鮮で前向きな考え方やなあ。

樹木 希林さんの「死を日常にしてあげたい」
という考え方も、すげえうなづいた。
それは、残された人たちにも大事なことなんやろな。
日本には、昔から「死」や「病」を「穢れ」として、
忌み嫌う風習がある。
それに加え、今の医学や医療制度の進歩で、
人の死は、どんどん生活から切り離されていってる。
そうやって、死から距離を取り過ぎたから、
今の社会は、生を大切にできなくなってしまったのかもしれない。
人の「生も」、自分の「生」も。
この先生のキャレクター、
ワシ個人としては、ちょい苦手かもなんやけど、
「治す」ではなく「生きる」ことを考えてくれてはる人やなあ、
とは思った。
死ぬまで、せめて心は、健康に、生きること。
それは、本当に、いつか必ず死ぬ運命の人間にとって、
最後にできる最高の幸せなのかもしれないなあ。
エンディングの、ウルフルズ、
湿っぽく終わるのでないのはいいし、
歌詞の意味もピッタリなんやけど、
「なんかこれで終わるの、ちょっとイヤやなあ」思ってしもた。
ワシの趣味の問題やとは思うけど、
安易過ぎるんちゃうか?と思ったんかな。
最後まで在宅でらしく暮らせる喜び(*^^*)映画観てみたいです。
是非是非!各地域、上映中の映画館、
これから上映する映画館、あるようです。