手書きの新聞、超オールドメディアだから、伝わるものがある。BBBムービー「能登デモクラシー」。

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去年の地震関連の映画かと思ったら、
そのずっと前から、能登の穴水町で手書きに新聞を作り続ける男の話だった。

最初は、「今の世の中で、なんで手書きの新聞なんやろう」と思ってたけど、
なんか観てるうちに、その手書きの良さ、デジタルにはないアナログの良さが、
見えてくる気がした。
その新聞は、体温や、人間の匂いで満ちていた。
そして、下書きもなしに、直接書き込んでいく、
滝井元之さんの技術は、ほんまに、すごい。
手書きだからこそ、この新聞は多くの人に読まれるのではないか、と思った。

SNSの嫌な面ばかりが見えてくる世の中で、
この超オールドメディアの手書き新聞の素晴らしさが、
かえって際立ってくるような気がした。

そして、この新聞に書かれている内容は、
多かれ少なかれ、今の日本のどこの町にもある問題、
今、この問題に面してなくても、
同じ問題に面して行く町も、山ほどあるのだろう。

忖度や利権の絡みつく行政や、議会、
けど、その当事者たちは、カメラを避けることなく、
ある時は、少し微笑みながら、カメラに目線を向けるのが、
なんだか、不思議で、面白かった。

そこえお襲った、あの地震。
ニュースで聞いたこと、ほとんどなかったワシでも、
穴水町のことを覚えてしまうくらい、毎日のように報道される。
滝井さんも、新聞を作る時間がないほどに、
地震のことに追われる。
国や県からの復興は、なかなか進まない。
その中で、町の人々は、今までの事情を超えて、
まとまり始めたように思えた。
もちろん、亡くなった方も多い災害を、肯定するわけにはいかないけど、
起こってしまった災害を、ただ嘆くのではなく、
自分たちの未来に繋げて行く。
穴水の人たちの、強さを観た気がした。
伝統漁法「ボラ待ちやぐら」のように、
我慢強く、折れることなく、穴水の人たちは、
自分たちの、町の、これからを見つめ、作り続けて行くのだろう。
そして、滝井さんは、穴水町の人たちを繋げるために、
手書きの新聞を作り続けるのだろう。

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