ワシの、この涙の意味は?BBBムービー「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」。

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言わずと知れた、1999年の大ヒット映画。
ライ・クーダーがキューバの伝説的ミュージシャンを探し出して、
グラミー賞を獲るほど、話題になったのが、
同タイトルのアルバム、「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」。
そのメンバーを再訪するライに、盟友ヴィム・ベンダースが同行し、
ライブと、彼らの人生を綴ったドキュメンタリー映画。

1999年の公開当時にこの映画を観たワシは、
キューバ音楽への傾倒が、加速してしまって、
一時は、キューバオンリーになってたなあ。

そんな当時のことを思い出しながら、
12ヶ月のシネマリレー」という、一年かけたキャンペーンの、
6月作品として、リバイバル公開された、この映画を観に行った。

オープニングの「チャンチャン」から、グッと来る。

ああ、コンパイ・セグンドが、サップールみたいに、
カッコつけて、お姉ちゃん、口説いてる。
ああ、イブライム・フェレールのハンチング帽!
それだけでも、なんかもうはち切れそうに嬉しい。

オープニングで感じた思いは、どんどん厚みを増していき、
エンディングでは、耐えきれず、泣けてしゃーなかった。

なんでワシは泣けてきたのか。
純粋に音楽が切なくて美しいからか?
このおじいたちが、ただただ音楽が好きで、
演奏する姿勢が、美しいからか?
おじいたちのここまでの苦労を、映画で観てきたからか?
だとしたら、初めて観た当時と同じ涙なのだろう。

このおじいたちが、ほとんどもういないことを知ってるからか?
自分もおじいたちの年齢に近づいて、
この音楽の持つ情感がより理解できるようになったからか?
だとしたら、今の涙なのだろう。

正解は、きっと、ごちゃ混ぜだなのだろう。
中にはライ・クーダーが再発見するまで、
忘れ去られたような人もいた。
本当に、よくぞ、彼らがご健在のうちに、
探し出して、演奏と、映像を遺してくれてたものだと思う。
これは、国宝級の文化遺産なのではないか。

この映像に映ってるキューバの町は、
煤けて、うす汚れてはいるが、
植民地時代、そのままの建物は美しいし、
この国の、この体制でなければ、
とうに廃車になってるような、
丸っこい、ゴージャスなアメ車が、
バンバン走ってるのも、おもしろい。

そういう面も含め、もちろん音楽的な面も併せて、
25年経て、この映画の文化遺産的価値は、
さらに大きくなってるよなあ、と思う。

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