ホラー&音楽映画か。ホラー苦手なワシでも大丈夫でした。BBBムービー「罪人たち」。
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怖がりなので、当然ホラー映画とか、大の苦手。
笑えるゾンビ映画とかは好きだけど、本気のやつなんか、観たくもない。
なので、この映画、観に行くかどうか、かなり迷ってた。
行きたかった要素は、1930年代のミシシッピが舞台で、
古いブルーズがかかってて、バディ・ガイが出演してるって、とこ。
今月のデビッド・バーン先生のプレイリストのテーマが、
ミシシッピってことで、背中を押されたような気分で、
観に行くことにした。
デヴィッド・バーンがお気に入りの音楽を紹介するプレイリスト企画 7月のテーマは「ミシシッピ」

行って良かった〜〜〜!
めっさ、おもろかった。
最初っから、ドブロギター出まくりで、
少年の歌うブルーズも低音のええ声で、めっちゃいい。
確かにホラー映画でゾンビ?というかドラキュラ出てきて、
ちょっと怖いんやけど、
それ以上になんやおもろくて、ワシ、何度か吹き出しそうになりました。
音楽もブルーズだけでなくて、
一時、黒人のブルーズvsカントリー&ケルトの白人ルーツミュージック
みたいな感じになったり、
なんじゃそれ!ではあるんやけど、
その音楽が、全部、ええ感じで、
なかなか本気で音楽映画として作ってる気がした。
途中、笑いかけたんやけど、
最終的には、ちょっとジーンとしちゃいました。
けど、あのバディ・ガイの使い方、
もう間違いなく撒き餌やなあ!ずるいなあ。
名前だけやけど、チャーリー・パットンまで、出てくるしなあ。
まあ、ワシ、まんまと釣られて、おもろかったんで、
文句はないんですが。
ドブロ、あの金属のとこを、武器みたく使うのも、笑えましたわ〜。
ワシ、観る前は「ホラーの部分、いらんねんけどなあ」思ってましたが、
あれないと、ストーリー成立せんので、
あって良かった、と意見変えました。
ヒルビリー層と、有色人種層の対立って、
今のアメリカを、時代を変えて描いた作品なんかもしれん、
と思わせるところも、上手い仕掛けですわ。
そう考えると、けっこう深いテーマ、描いてるんやけど、
なんとなく笑いながら観てしまった。
ほんま、すんません!
そのバディ・ガイの出てくるラスト・シーン、
めっちゃキュンときました。
ほんま、上手いわあ!
けど、双子役のマイケル・B・ジョーダン、どう観ても二人に見えて、
合成の痕跡が感じられないんすが、
これって、ディープエフェクトとか使ってるんすかね?