大阪ミュージアム三昧③「日本美術の鉱脈展 未来の国宝を探せ!」中之島美術館。

今回、一番楽しみにしてたかもしれん展覧会は、
中之島美術館で開催中の「日本美術の鉱脈展 未来の国宝を探せ!」。

まだ国宝にはなってないけど、
なるかもしれん、貴重な作品、面白い作品を集めた展覧会。
観点がそういうとこなんで、
時代も、ジャンルもバラバラの作品で、
ワシ、けっこう、そういう総花的な展覧会、苦手なんやけど、
これは面白かったです。

一部、写真OKだったので、写真を中心に。

岩佐又兵衛作と伝えられる妖怪退治図屏風。
信長を裏切った荒木村重の子として生まれたが、
なんとか生きながらえて、絵師として江戸初期、活躍した人。
確かに、もっと知られてもええ人なんやろなあ。
鮮やかな色と、動きのある描写、大袈裟な表情、
ちょっと異色かもしれんけど、すごいおもろかった。
これが、本物の岩佐又兵衛作かどうかは、知らんけど、
ワシは好きやなあ、思った。

今回の目玉、若冲と応挙の合作は、確かに見事。
お互いの特長がよく分かるし、お互い、目線をちゃんと相手の絵に誘導するように描いてるのも、
大人やなあ、思いました。
まあ、同年代で、当時のワンツーの人気絵師で、
今の四条通挟んで、数百メートルのところに住んでた二人なんで、
普段から意識しあってたんでしょうね。

若冲の「釈迦十六羅漢図屏風」は、
第二次世界大戦の大阪大空襲で焼失したとされてて、
復元品なんやけど、
残されたモノクロ写真をベースに、若冲の他の枡目描きの作品なども参考にしながら、
復元して行く工程が動画にまとめられてて、
これがすごいおもろかった。
こないだの正倉院御物といい、技術の進歩と、職人の技の掛け合わせ、
ほんまに面白いわあ。

あと、撮影NGやったけど、長沢芦雪の、わんこの群れ集う絵は、
たまらんくらい可愛かったです。

ワシが一番楽しみにしてたのは、第三章の「素朴絵と禅画」のコーナー。
6年前、龍谷ミュージアムで観て、トリコになって、
前期後期、両方行った、素朴絵。

あの「築島物語絵巻」をもう一度観られるってだけで、
「この展覧会観に行こう」思ったんでした。
ああ!やっぱりええわあ!
なんか」しりあがり寿さん観てるようのと、同じ気持ちになる。
知らん間に笑ってしもてる。
説明書きに「面白いけど、美しいでしょう」とか、書いてたけど、
美しいとは思わんかったなあ。
「美術」とかいうもんやから、美しくないとあかんみたいな気がするんやろか。
面白いもんは、面白いだけで、価値があると思うので、
「美しい」とか無理やり付け足さんでええやん。
築島物語、こんな楽しい絵やのに、
ストーリーとしては、かなり悲しいものなのでした。

禅画では、これもワシの大好きな白隠慧鶴さんが、大活躍でした。

鍾馗さんだけ、そっぽむいて、不貞腐れてる理由は、
分からんそうですが、おもろいです。

休憩コーナーは、加藤智大さんの鉄製の最も重い茶室。
畳まで鉄やん!

もうひとつ、最も軽い茶室。

炉がカセットコンロ!
こんなユーモアセンスを発揮できる芸術家って、誰や?
思ったら、やっぱり、山口晃さんなんでした。

撮影NGでしたが、牧島如鳩さんのキリスト教と仏教が混ざったみたいな作品もおもろかったです。
最後のコーナーは、まだあまり知られてない縄文と現代作家のコラボみたいな感じなのかな?

縄文は面白かったけど、現代作家のは、
あまりピンと来ず。

この写真は、手前の作品より、
後ろの会田誠さんの「松檜群鴉図屛風」が気になって、写真撮ったのでした。

グッズは、築島物語絵巻関連のがあれば、
絶対買おうと思ってたんですが、見当たらず。
残念過ぎます!
コジコジとのコラボグッズも気になってけど、
ワシが持ってお出かけするとこ、
想像するだけで恥ずかしなって、やめました。
展覧会的には、縄文土器の人体文様を推してるみたいやったんで、
焼き菓子だけ、買わせていただきました。

牧島如鳩さんの「魚籃観音像」はパッケージだけ。
中身は縄文ちゃんのみでした。

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