今の若者たちのリアリティなのか。BBBムービー「ROPE」。
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捉えどころの難しい映画だし、ちょっと雑かな?
と思うところも、ないではないんだけど、
なぜか気になる映画だった。
「好き」と言うまでは、この映画に近寄れてないかもしれないけど、
少なくとも、嫌いにはなれない映画だと思った。

主人公を中心にストーリーを追いかける、というより、
群像劇と捉えて、今の若者たちが、それぞれ
何か自分の人生に、自信も持てないし、
捕まえたい希望も、はっきりとしてなくて、
ふんわりと無目的に毎日を過ごしてるように見えるんやけど、
その中で、彼らなりに、人に見えるよりは、ずっと真摯に、
もがいている映画だと、考えた方が、いいような気がした。
すごくかすかではあるけど、
最後に、希望のカケラみたいなのが感じられる。
ぼんやりと、定かではないけど、
映画史上極小サイズのハッピーエンドかもしれない終わり方、
ここが「嫌いじゃない」という気持ちの、
最大のポイントのような気がする。
人間は、生まれる時代を選べない。
ワシが、この若者たちと同じ世代に生まれていたら、
きっと、この登場人物のうちの誰かと、
同じような考え方をするのではないかな、
そんな風に、感じられる映画でした。
実は、観終わった直後は「よく分からんなあ」と思ってたんやけど、
観てから、時間が経つと、
次第に、主人公の青年の気持ちが、自分に染み込んでくるような気がした。
リアリティって、こういうことなのかもしれないな。

